青木あすなろJVが落札 ささえあいセンター新築 落札額が約15億円(石巻市)

[2018/9/11 宮城版]
 石巻市は10日、仮称・ささえあいセンター建設工事の一般競争入札を開札し、青木あすなろ建設(東北支店・仙台市太白区)・豊和建設(石巻市)特定JVが15億1910万円で落札した。予定価格は16億4100万円。同JVとの工事請負契約は、開会中の市議会9月定例会に追加提案し、承認が得られ次第締結する。

 ささえあいセンターは、穀町92-1に新築する。敷地面積は約2800平方m。建物はS造3階建て延べ4256平方mの規模。1階はピロティ構造で駐車場とし、2階に包括ケアセンターの会議室やロビーなど、3階に多目的ホールやの執務室などを配置する。道路を挟んで隣り合う既存の市庁舎や市立病院とは、S造の連絡通路(デッキ)を設けて接続させ、行き来できるようにする。

 建設工事は、建築本体工、デッキ工、電気設備工、機械・昇降機設備工、解体工の一括を施工する。工期は32年3月25日までとなっている。新築設計業務は昭和設計(仙台事務所・仙台市青葉区)が担当した。

 建設工事の入札は、8月20日に一度開札し、2者が応札したものの最低制限価格を下回り不調に終わった。今回の再入札では予定価格を引き下げたところ、同JVと佐藤工業・遠藤興業特定JVの2者が応札した。

 同センター2階部分の包括ケアセンターでは、情報データベースを用い、在宅医療・介護分野と、生活支援分野の多職種連携を図る。市立病院と結び付けることで、地域と連携しながら医療・保健・介護・福祉サービスを一体的に提供する。災害時は1階部分を負傷者の搬送スペース、2~3階を避難所に活用する。

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