3校に学童クラブ整備 新設中用地費などで増額(流山市補正)

[2018/8/24 千葉版]
 流山市(井崎義治市長)は23日に会見し、30日に開会予定の市議会9月定例会に提出する補正予算案を明らかにした。このうち一般会計は、10億3,002万円を追加し、同会計の総額を564億0,616万円とするもの。私立保育所整備に伴う国庫補助金の還付金約3億7430万円に加え、新設中学校の用地取得費の一部と移転補償費2億8,353万円などを計上したことで、大幅な増額となっている。

 このうち新市街地周辺地区で計画する新設中学校については、同じく同地区で新設を目指す小学校に続けて34年度以降の整備が予定されており、今年度は今回の補正予算案での用地費に加え、当初予算で3カ年総額2億6,356万円(30年度は2,923万円)の継続費を設定している。

 建設関連では今回、児童数の増加に伴う小学校3校への学童クラブの追加設置を計画。いずれも各校の敷地内に新たに整備を計画しているもので▽流山北小学校区第3学童クラブ▽東小学校区第2学童クラブ▽鰭ケ崎小学校区第3学童クラブ──(いずれも仮称)が対象。特に東小には1億1,124万円、鰭ケ崎小には1億0,328万円の工事費を新たに計上している。

 今年度当初予算で30、31年度の2カ年総額1億8,000万円の継続費を設定していた「三輪野山地区総合治水対策事業」では、補助金のめどがついたことから、30年度の年割額を7,200万円から1億0,800万円に増額。和田堀都市下水路新樋管築造に向けた工事費を3,600万円盛り込んだ。一方で31年度の事業費は1億08,00万円から1,200万円に減額し、総額は2カ年で1億2000万円となる。

 新規の事業費についてみると、今年6月に発生した大阪北部地震を受け、地震発生時のブロック塀の倒壊による被害の防止を目的とし、市の調査により小学校の通学路で倒壊の危険性があると判定されていたブロック塀などを撤去する場合に対象経費の2分の1、10万円を限度として補助することとし、30年度は20件分の200万円を計上、確保を目指す。

 このほかの建設関連予算は次の通り(カッコ内は事業費、単位・万円)。
▽浄化槽設置事業補助追加(204)▽ごみ焼却施設整備事業・修繕(6,400)▽道路維持補修工事追加(1,300)▽区画道路改良事業:測量委託(240)、区画道路改良工事追加(350)、物件移転補償(1,180)▽広告物調査及び台帳整備業務委託(216)▽広告物ガイドライン作成業務委託(213)▽木地区一体型特定土地区画整理国費対象市負担金(地活分)追加(100)▽木地区一体型特定土地区画整理単独費負担金追加(5,257)▽市営住宅改修工事(1,296)▽中学校校庭整備工事請負費(東深井中学校)(878)▽中学校校庭整備工事(おおたかの森中学校)(339)▽文化会館エレベーター更新工事請追加(993)▽中央図書館・博物館エレベーター更新工事追加(926)▽重機類操作業務委託追加(116)

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