関東地方整備局優良工事等表彰 潮田、浜屋、佐藤組が受賞 安全管理は施工4社 優良業務で格和測量設計

[2018/7/12 栃木版]
 関東地方整備局は11日、さいたま市の合同庁舎で平成29年度優良工事等局長表彰式を開催した。同局と管内の51事務所から推薦を受けた河川、道路、営繕、港湾・空港の工事と業務の中から、優良工事等選定委員会が厳正に審査し決定したもの。本県関係の優良工事では、潮田建設(小山市)、浜屋組(矢板市)、佐藤組(大田原市)が各1件で計3件の工事(優秀技術者3件)が選ばれたほか、安全管理優良受注者表彰には一般土木工事で戸室組(佐野市)、岩澤建設(足利市)、三晃建設(日光市)、渡辺建設(宇都宮市)を選定した。優良業務は、格和測量設計(矢板市)など県内を対象とした8件の業務とともに優秀技術者に選ばれている。

 今回の同局管内の優良工事は47件で42社となった。このうち優秀工事技術者が44人となっている。これは51事務所1180件の工事から選ばれたもの。

 安全管理優良受注者は、累計完成工事量が多く、無事故を継続しているなど施工現場の安全管理に優れた業者を表彰する制度。今回は、アスファルト舗装と一般土木を合わせ98社が対象。本県では一般土木工事で、7件の三晃建設と岩澤建設、4件の渡辺建設、3件の戸室組が選ばれた。

 優良業務は49件35社で、優秀技術者が50人。管内全体の対象業務1541件から選定したもの。

 表彰式で泊宏局長は、被害が拡大している西日本の豪雨災害について、TEC-FORCEを派遣したことに触れ、「近年、日本各地で大災害が頻発しているが、建設業界には緊急復旧や本復旧で尽力いただいており、大きな存在」などと強調。受賞については「受賞業者は総合評価方式で契約が優位になるという利点があるものの、それ以上に各企業・技術者が自信と誇りを持つことで、人材育成に励み、社会資本の維持管理に精通しながら、技術力の向上につなげていってほしい」などとあいさつし、受賞の功績を称えた。

 本県受賞業者のうち優良工事では、潮田建設が利根川上流河川事務所のH29渡良瀬土砂掘削工事(梁島千裕監理技術者)。佐藤組は日光砂防事務所が発注したH27大事沢崩壊地対策工事(野﨑勝也現場代理人兼監理技術者)。浜屋組は鬼怒川ダム統合管理事務所のH28五十里ダム周辺部補修工事(池田真人現場代理人兼監理技術者)で受賞している。

 優良業務と優秀技術者表彰の本県コンサルでは、格和測量設計が鬼怒川ダム統合管理事務所のH29川治流域流量観測業務(格和弘主任技術者)で受賞した。

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