道路工640mを来月公告 大街道に全幅16mの都計道(石巻市)

[2018/7/7 宮城版]
 石巻市は、都市計画道路石巻工業港運河線の街路整備事業で、本年度に2件の道路改良工事を発注する意向だ。その1工事は、施工延長が大街道南4~5丁目の約640mで、8月ごろに一般競争入札を公告し、落札者を決めた後、市議会9月定例会で請負契約の承認を求める考え。その2工事は、施工延長が大街道北4丁目の約200mで、10~11月に一般競争入札で発注する見通し。

 同線は、三河町の河南石巻工業港線(臨港道路)と、蛇田字新谷地前の国道45号を結ぶ路線で、延長が1426.1m、代表幅員が16m。途中で国道398号と交差する。

 398号から北側の679.4m区間は社会資本整備総合交付金(社総交)、南側の640.7m区間を復興交付金で整備する。残り106mは区画整理事業で整備する。

 8月ごろに入札公告する道路改良その1工事は、復興交付金の対象区間で、道路新設となる。県が整備している高盛土道路の門脇流留線に擦り付ける区間も一部含む。工期は18カ月を見込んでいる。復興交付金区間の道路詳細設計業務は、福山コンサルタント(東北事業部・仙台市青葉区)が担当した。

 社総交の対象区間は、大部分が現道拡幅で、一部が道路新設なる。道路の詳細設計はセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)がまとめた。終点部で交わる45号の手前には、北上運河が横断しているため、橋長約37mの単純PCポストテンションT桁橋を架設する。

 同橋の下部工工事と、45号に設ける右折レーンの整備工事は一括し、遠藤興業(石巻市)に発注した。6日には同社が安全祈願祭を執り行った。全体工期は31年3月29日まで。

 本年度は、道路改良その2工事を10~11月に発注する予定。現道の拡幅がメーンで、工期に6カ月を見込んでいる。

 同橋のアプローチ部分には、高さ5m×幅11.5m×延長16m程度のBOXを設け、橋の下に道路を通す計画になっている。今後、このBOXの設置工事も別途発注する。

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