耐震化プログラムを改定 大和田学童保育園 年度内に用地決定(八千代市)

[2018/6/28 千葉版]
 八千代市建築指導課が25年10月に策定した「市有建築物の耐震化整備プログラム」が今月改定された。同プログラムは、先に策定された市の耐震改修促進計画に基づくもので、建て替えや耐震改修を済ませたものについては改修後の結果など、また、耐震診断や改修などの方針が見通せるものについて予定などを新たに盛り込んでいる。30年度に2施設の建替工事に着工するとしたほか、時期は未定ながら3施設の建替方針、1件の移転新設予定などが示された。

 同プログラムではまず、八千代台保育園と東消防署の2施設について、30年度に建替工事に着工するとしており、東消防署は改築工事の入札を済ませている。また、時期は明示していないものの▽市庁舎(旧館、新館、別館)▽児童発達支援センター▽大和田学童保育所──については建て替えを予定するとした。一方で▽米本児童会館▽高津児童会館(学童保育所)▽米本第2学童保育所・米本米寿荘▽市営花輪団地──については用途廃止とする。

 建て替え対象となった各施設についてみると、市庁舎(大和田新田312-5)は30年度、基本計画の策定に着手予定で、プロポーザルを実施しており、近く策定事業者が選定される見通し。具体的な規模や方法などを同計画内に盛り込んでいく方針だ。

 児童発達支援センター(すくすくルーム、米本1514-1)については、子育て支援施設(子ども支援センターすてっぷ21大和田、萱田2277)との複合化が検討されており、今年度上期中にもPFI採用の可否など整備方針を決める見通しとなっている。

 昭和54年に建設された大和田学童保育所については、平成29年度に耐震診断を実施。構造耐震指標(Is値)が最小0・15となり、基準となる0・6に大きく届かなかったことなどを受け、大和田小学校での余裕教室、または同校敷地内での設置について検討、また、設置が困難な場合は、同校外での整備を検討するものとし、30年度中に更新用地を決定するとしている。

 また、30年度に耐震診断を実施する施設として同プログラムでは▽米本支所▽高津支所▽八千代台支所(八千代台自治会館、消防団第4分団詰所)▽八千代台東南支所・中央消防署八千代台分署▽ふれあいサロンやちよ東▽八千代台図書館▽適応支援センター体育室棟──の7施設とした。

 これらに加え、村上調理場(旧村上第2調理場を含む)については、移転新設予定だと位置付けた。27日に閉会した市議会6月定例会で議決した一般会計補正予算には、同調理場に代わる学校給食センター東八千代調理場(仮称)の整備事業に伴うPFI等導入可能性調査業務委託料617万円が計上されている。

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