仙台八木山で宅地開発 8~9月に造成着工へ(みつば)

[2018/6/19 宮城版]
 宅地建物取引業のみつば(小松勝男代表取締役、仙台市宮城野区)は、仙台市太白区八木山で宅地開発に乗り出す。電磁材料研究所(電磁研)の研究所跡地を取得しており、7月31日に土地の引き渡しを受ける予定。開発許可の申請が認められ次第、8~9月に造成工事に着手し、来年7~8月の完成を目指す。総事業費は約30億円。分譲区画は宅地が100区画以上、商業地が2区画となっている。

 電磁研の研究所跡地は、八木山南2丁目1-1で、面積が約4ha。研究棟や素形材開発施設が建っていたが、富谷市に研究拠点を移したことから、跡地の売却を決定。鹿島建設で既存施設の解体工事を進めており、7月末までに更地にして土地を引き渡す考え。

 みつばは現在、仙台市と開発許可の協議中。商業地については、1区画には調剤薬局の立地が決まっており、残り1区画は分譲相手を募集中だ。宅地の分譲開始は許可申請が下りてからとなる。

 みつばは、昭和55年8月2日の設立。全日本不動産協会の会員。関連会社は小松都市開発。主な取引先は、大和ハウス工業、セキスイハウム東北、積水ハウス、伊藤建設、一条工務店宮城、スモリ工業、東和総合住宅、岩沼市など。

 主な分譲地の開発・販売実績を見ると、昭和62年5月に利府町花園ニュータウン建売住宅フェア、平成18年3月に仙台市若林区上飯田分譲地22区画の販売、同23年8月に多賀城市丸山分譲地49区画の販売、同26年2月に石巻市鹿又分譲地75区画の販売、同27年5月に七ケ浜境山分譲地30区画の販売などを手掛けた。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.