農地の基本計画を入札 角田など5地区で273ha 県大河原振興が区画整理
[2018/6/7 宮城版]
県大河原地方振興事務所は、管内5地区で農地整備事業を進めるため、最初の基本計画作成業務を3件に分けて委託する。3件は、角田市尾袋川東地区、柴田郡柴田町2地区、柴田郡川崎町2地区で、4日に同業務の一般競争入札を公告した。21日に開札する。通常であれば本年度から3年ほどかけて基本計画をまとめ、33年度ごろの事業化を目指すことになる。
農地整備を計画しているのは、角田市の尾袋川東地区、柴田町の入間田地区と船迫地区、川崎町の小沢地区と古関地区。いずれも1区画当たりの農地面積が狭いため、ほ場整備で大区画化し、排水路や用水路、耕作道路などを整備し直す。
現時点の受益面積と概算総事業費は、尾袋川東が85haで17億円、入間田が79.1haで15億8200万円、船迫が59.1haで11億8200万円、古関が32.3haで8億0800万円、小沢が18.1haで4億5300万円となっている。
基本計画の作成業務は、3件とも履行期間が31年3月20日まで。予定価格は、尾袋川東が134万6000円、柴田町の入間田地区他が564万9000円、川崎町の小沢地区他が298万6000円。
入札には県内に本社を置き、建設コンサルタント(農業土木)A等級の者が参加できる。業務の実績要件は、20年度以降に公的機関が発注した農地整備事業の区画整理設計業務を元請で完成させたこと。
今後は18日まで参加申請、19~20日に入札書を受け付ける。質問は11日まで受け付け、14~19日に回答書を縦覧する。