福田組・仙建JVが施工 1番地建設工事 22億2500万円で契約(塩竈の海岸通1番2番地区再開発組合)

[2018/6/1 宮城版]
 塩竈市の海岸通1番2番地区市街地再開発組合(鈴木成久理事長)は5月31日、1番地再開発ビル建設工事の施工者を、福田組東北支店(仙台市青葉区)・仙建工業(同)JVに決定したと発表した。契約額は税抜き22億2500万円。7月を目安に14階建ての住宅棟から着工し、32年3月末の完成を目指す。

 同組合は、一般競争入札で施工者を選定するため、単体か2者JVで参加申請を受け付け同JVと1社が参加・応札した。3月13日に開札。5月16日に工事請負契約を締結している。工事ではJRとの近接地工事協議と住宅棟、事務所棟、立体駐車場棟の新築工事、外構工事を行う。総延べ床面積は約1万平方m。

 住宅棟はRC造14階建て延べ約5480平方m。1階に店舗、2階以上に住宅63戸を配置する。事務所棟はS造3階建て延べ約880平方mで、2階に市の子育て支援センターが入居する。駐車場棟はS造5階建て延べ約3710平方m。既存建築物の解体工事は完了している。

 このため、JR近接地の工事協議と並行して7月を目安に着工する。工期は32年3月末。保留床は住宅棟を住宅デベロッパーのフージャースコーポレーション(東京都千代田区)、子育て支援センターや立体駐車場を塩竈市が取得する。

 施工地は、塩竈市海岸通1番地の面積約3360平方m。事業地は1番地と2番地の面積約0.8ha。総工事費は約27億6000万円を試算する。2番地区の建設工事は別途、12月~31年1月の発注で調整する。低層の店舗棟延べ約1530平方mを建設する。

 事業協力・基本設計はタカハ都市科学研究所(東京都港区)、1番地実施設計は久米設計(東北支社・仙台市青葉区)が担当した。

再開発事業のイメージ図。中央の高層棟が1番地の住宅棟

再開発事業のイメージ図。中央の高層棟が1番地の住宅棟

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