土木施設復旧に13億円 3カ所で駐車場整備(気仙沼市6月補正)
[2018/6/2 宮城版]
気仙沼市は1日、一般会計6月補正予算案を公表した。20億6813万円を追加し、総額を943億5963万円とする。主な事業は、市道など土木施設の災害復旧事業に13億7000万円、3カ所の駐車場整備事業に計約1億7392万円を計上した。予算案は8日開会の第97回市議会に提出する。
土木施設の災害復旧事業は、市道14件、橋りょう1件、河川11件の災害復旧費に充てる。大部分が工事費で、用地費などが一部含まれる。市道は港岩井崎線など、橋りょうは尾崎橋、河川は夜這路川などの復旧を進める。
駐車場の整備事業は、亀山に6900万円、内湾地区に8000万円、小田の浜海水浴場に2492万4000円を充てた。亀山は中腹に約3600平方m、約60台分を整備する。内湾は南町に約2300平方m、約70台分を確保する。小田の浜は約2600平方m、約70台分を設ける。
6月補正はこのほか、集会施設整備事業に1412万5000円、自転車走行環境調査事業に1700万円、防災集団移転先団地(小泉町地区)の関連歩行者安全対策事業に2000万円を計上した。
集会所施設整備は、下八瀬自治会の施設整備に対し、事業費を一部補助する。自転車走行環境調査事業は、サイクリングコースの設定に向けた道路状況調査、路面案内表示、外国人向け誘導案内板などの検討を行う。
歩行者安全対策事業は、農道グリーンロード1号線の延長1.6km区間に、幅員2mの片側歩道を整備する。併せて、市道小泉街グリーンロード線の延長500m区間で、既存の側溝を改修する。今回は測量設計費を計上した。