末広町道路の設計公告 村田町に県道BP450m(大河原土木)
[2018/5/30 宮城版]
県大河原土木事務所は、末広町道路の測量設計業務について、28日付で一般競争入札を公告した。6月14日に開札し、総合評価で落札者を決定する。同線は、県道岩沼蔵王線のバイパス(BP)道路として、柴田郡村田町大字村田地区に整備する都市計画道路。計画延長は約450m。測量設計業務では、平面交差点4カ所と、交差点の影響範囲を含めた延長1.52kmの道路詳細設計などをまとめる。31年度の着工、34年度の全体完成を目指す。
末広町道路は、岩沼蔵王線と県道亘理大河原川崎線との交差点から、東側に向かって整備し、岩沼蔵王線と県道仙台村田線との交差点に結び付ける。都市計画道路の名称は小池石生線。標準幅員は16mで、交差点付近は右折レーンや左折レーンを設けるため、これより広くなる。
計画区間で交わる荒川には橋長約78mの橋、一本松川には橋長約19mの橋を新設する。町道と交わる1カ所は、オーバーブリッジで立体交差させ、末広町道路の上に町道を通す。オーバーブリッジの工事は機能補償として県が行う。
28日付で公告した測量設計業務は、路線測量が含まれ、履行期間が31年1月31日まで。予定価格は2362万5000円。入札の参加資格は、県内に事業所を置き、建設コンサルタント(道路)と同(施工計画・施工設備および積算)がともにA等級、かつ測量(公共測量)がA等級であることなど。
入札は6月11日まで参加申請、同12~13日に入札書を受け付ける。総合評価技術資料の提出期限は同13日。質問は同4日まで受け付ける。
末広町道路の整備に向けては、道路の予備設計業務を大日コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)、川に架ける2橋の予備設計業務を一括してニュージェック(東北支店・仙台市青葉区)に委託した。オーバーブリッジの予備設計業務は、17日に指名競争入札を開札しており、近く落札決定する。
末広町道路の総事業費は現時点で25億円程度を試算。本年度は事業費に9000万円程度を投じる予定で、年度内に別途、川に架ける2橋の詳細設計業務を委託する見通し。