竹中工務店を特定 五橋キャンパス工事施工候補者(東北学院)
[2018/5/26 宮城版]
東北学院(松本宣郎理事長)は25日、指名プロポーザルの東北学院大学五橋キャンパス新設に向けた工事施工候補者に、竹中工務店東北支店(仙台市青葉区)を特定した。今後同社と随意契約方式で交渉を進める。設計完了は31年2月、新築工事は同4月を目指す。
同法人は3月、実施設計事業協力者(工事施工候補者)の指名プロポーザルを5社に通知。24日の理事会で4者から参加辞退届が提出されたため、竹中工務店と隋契約方式で交渉することを決定したと発表した。同社のほかは大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設。
プロポでは、ECI方式を採用し、建設コストを抑え、工事施工者の優れた施工技術と経験に基づく知見を実施設計に反映させる。事業者は、設計段階から業務に参画し、工事施工を前提に技術協力を行う。新キャンパス整備のスケジュールは別図のとおり。
五橋キャンパスは、旧仙台市立病院跡の約1.7haに4棟を建設する計画で、計画規模は、総延べ床面積が約5万8730平方m。ホール棟や高層棟、カフェ棟などで構成。高層棟はランドマークタワーとして19階建て延べ約1万7600平方mにレストランも入る。
同法人は28年度、仙台市立病院跡地利活用事業者に選定され施設を含めて取得。29年7月に、基本設計に着手し、基本設計概要を発表した(イメージ図)。業務は佐藤総合計画(東北事務所・仙台市青葉区)がまとめた。