舞浜駅周辺のあり方検討 調査へプロポ開始(浦安市)

[2018/5/29 千葉版]
 浦安市企画政策課は、JR京葉線の舞浜駅周辺のあり方に関する調査・検討業務を委託するため28日、公募型プロポーザルの手続きを開始した。質問を6月5日、応募書類を同12日までそれぞれ受け付けた上で、書類による第1次審査の結果を同19日に通知、提案書については同22日までの提出を求めた上で、第2次審査となるヒアリングを7月上旬に実施。7月中~下旬の契約締結を予定している。

 今回のプロポーザルに当たり市は、履行期間を31年3月22日まで、予算額を496万8,000円以内(税込み)に設定した。参加資格には市の入札参加者名簿に登録があることなどとしている。

 選定については企画部長を委員長とし、職員らで構成する選定委員会を設置。第1次審査では20点、第2次審査は技術力と実施体制に計60点、技術提案に55点の計115点をそれぞれ配点する。

 今回の調査は、周辺の住民や来訪者が、舞浜駅の周辺を快適に利用できるよう、駅の北口と南口の役割分担の考え方や、駅周辺に求められる機能を整理し、今後の駅周辺のあり方や、方向性などを検討するのが目的。

 舞浜駅周辺は同市の都市拠点の一つとして、にぎわいや交流、風格が備わるよう、交通機能の充実と利便性の向上が図られ、地域住民の生活拠点と、テーマパークを中心としたアーバンリゾートゾーンの玄関口として発展してきている。

 駅前ロータリーでは一方で、ホテルなどの送迎バスと、一般の乗用車が混在しているだけでなく、歩道橋では、通勤・通学時間帯において、歩行者や自転車の利用者が錯綜、さらに同駅のホームでは、テーマパークの退園時間帯に来訪者らで混雑しているだけでなく、地域住民からは、日常生活機能の充実が求められているという。今後、テーマパークが拡張されるのに伴い、来訪者の増加が見込まれることから、駅周辺のさらなる混雑が懸念されているとした。

 業務ではまず、都市計画マスタープランといった関連計画での位置づけを整理。同市が持つデータなどを活用しながら、関係者にヒアリングした上で、道路交通や駅前広場、歩行空間などの交通に関する現状と課題を整理・分析する。

 公共施設に関しても、駅前行政サービスセンターや自転車駐輪場の利用状況など現状と課題を整理・分析。土地利用や施設配置に関してのほか、同駅周辺の現現状と課題などを整理・分析。同駅北口と南口の役割分担の考え方を整理するとともに、駅周辺に求められる機能を整理。開発イメージとそのスキーム、概算事業費などを検討する。

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