特別支援校の校舎改修 発注見通しに工事11件追加(千葉大学)

[2018/5/5 千葉版]
 文部科学省は1日までに、30年度の発注見通しを見直し、予定工事を追加するなどした。本県を施工場所とする工事案件は11件が追加となり、全て千葉大学関連の案件となっている。主なものでは、千葉大学教育学部附属特別支援学校(千葉市稲毛区長沼原町312)の改修工事が第2四半期に公告・入札される予定で、入札は非WTO対象の一般競争入札となる見通しだ。

 メーンの改修対象となる管理棟は、RC造2階建て延べ1,170平方mの構造・規模。改修工事は管理棟他2棟が対象で、建築一式、電気設備、機械設備の3件に分離して発注する予定。工期はいずれも11カ月を見込む。工事の発注規模については、建築一式が2億円以上6億円未満、電気・機械がともに3,500万円以上1億円未満としている。

 千葉大学教育学部附属中学校(千葉市稲毛区弥生町1-33)では、教室棟の空調設備の改修工事と、屋上防水改修工事をそれぞれ計画。工種はぞれぞれ管、防水で、工期はともに約2カ月。一般競争入札の公告と入札はいずれも第1四半期を予定。工事の発注規模は3500万円未満としている。

 附属中学校と同じ西千葉キャンパス内にある千葉大学国際教育センター(千葉市稲毛区弥生町1-33)でも同様に、空調設備の改修工事と、屋上防水改修工事をそれぞれ約2カ月の工期で計画しており、工事の発注規模は3,500万円未満。いずれも第2四半期の一般競争入札が予定されている。

 西千葉キャンパスではさらに、約38万立方mに及ぶライフライン再生(給水設備)工事が予定されており、これに伴って同工事の設計業務も第1四半期に約4カ月の履行期間で一般競争入札を予定。28年度の入札ではピーエーシー(東京都台東区)が設計を担当している。

 一方で工事については、l第2四半期の一般競争入札を予定。工事規模は3,500万円以上1億円未満としている。このほか亥鼻キャンパスでは、附属図書館亥鼻分室(千葉市中央区亥鼻1-8-1)の空調設備改修工事と、基幹整備(無停電電源設備)工事の2件を予定。空調は第1、無停電電源は第2四半期の一般競争入札が予定されており、工事の発注規模はともに3,500万円未満。

 これらのほか、千葉大学海洋バイオシステム研究センター(鴨川市内浦1)でも、中央棟の屋上防水改修工事を予定。工期は約2カ月で、工事の発注規模は3,500万円未満。第2四半期の一般競争入札の公告、入札が見込まれている。

 先に公表のあったものも含め、本県内で同省関連では30年度、東京大学柏IIキャンパス(柏市柏の葉6-2-1)で、総合研究棟(情報系)の新営工事が建築・電気設備・機械設備の3分離による発注を予定。RC造4階建ての構造で、規模には延べ約1万0,660平方mを想定し、工期は31年1月から32年3月までが予定されている。

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