5社5工事に晴れの栄誉 茂原市の優良建設業者表彰

[2018/4/24 千葉版]
 茂原市管財課は、29年度の優良建設業者表彰の受賞者として選ばれた5者を23日公表した。工事検査が完了した150件(請負金額50万円以上)から厳選されたもので、今回は▽(株)三枝組▽(株)岡田建設▽関東建設(株)▽(株)山﨑組▽(株)緑川組──が晴れの栄誉に輝いた(発表順)。このうち岡田建設は2年連続受賞の快挙。表彰式は5月28日、市役所3階の市長応接室で執り行われる。

 表彰対象となった工事は、土木工事が三枝組の「(仮称)茂原長柄スマートICアクセス道路整備に伴う山林部掘削工事(その2)」と岡田建設の「防災・安全交付金(橋梁修繕)工事(明光橋)」の2件、建築工事が関東建設の「(仮称)本納公民館・支所複合施設新築工事」と、山﨑組の「萩原小学校管理教室棟屋上防水外壁改修工事」、緑川組の「(仮称)農産物直売所新築工事」の3件。同賞の受賞は岡田建設が11回目で、三枝組と緑川組が6回目ずつ、関東建設が5回目、山﨑組が4回目となる。

 優良建設業者表彰の対象は、表彰年度の前年度に完成した土木工事や舗装工事、建築工事、その他工事の各部門で、請負金額が500万円以上、かつ工事成績評定点合計が80点以上の工事を施工した建設業者と定められている。

 表彰理由などは次の通り。▽工事名称(工事場所)=表彰理由──の順。

 ■(株)三枝組
▽(仮称)茂原長柄スマートICアクセス道路整備に伴う山林部掘削工事(その2)=本工事は(仮称)茂原長柄スマートインターチェンジ設置に係るアクセス道路を整備するため山林部の掘削等を実施する工事である。同者は本工事内容を十分に理解し、施工技術等特に優れ出来形及び出来栄えも良好であった。また、周辺住民に対する工事内容の説明や隣接工事の施工者である東日本高速道路(株)との調整を密に取り、適切な工程管理に努めた

 ■(株)岡田建設
▽防災・安全交付金(橋梁修繕)工事(明光橋)=本工事は、幹線道路に架かる橋梁の修繕を行うものであり、一般交通を確保しながら工事を行う必要があったため、適切な工程および安全管理が求められた。同者は工事の目的や工法について理解し、適切な施工管理を行って、安全かつ高い品質で工事を完成させた。また、工事対象の特性をよく理解し、橋梁の長寿命化に関して必要な提案を積極的に行うなど、意欲的に工事に取り組んだ

 ■関東建設(株)
▽(仮称)本納公民館・支所複合施設新築工事=本工事は、公民館と支所の複合施設を新築するもので、同一敷地内の施設を通常使用しながらの工事であったが、安全管理が適正であり、無事故で工事を完成させた。また、地下水位が高く軟弱地盤などの特殊な地盤条件でもあったが、配置技術者等の適正な現場運営と施工体制の下、関連他工事業者を統括し、施工管理、工程管理も適切に行われた。なお、施設利用における配慮の工夫もあり、品質・出来栄えともに優れ、全体として優良な工事である

 ■(株)山﨑組
▽萩原小学校管理教室棟屋上防水外壁改修工事=本工事は、築52年が経つ管理教室棟の屋上防水工事及び外壁改修工事である。校舎使用中という条件のもと、音や振動が児童の学習活動の妨げとならないよう、学校及び監督員と綿密に連携を図りながら適切な工程管理を行い、工事を完成させた。また、児童・近隣住民に対して事故や問題が起こらぬよう安全教育を徹底し、学校周辺の清掃活動を自ら実施するなど良好な環境作りに努めた。さらに、高性能・高耐久性の防水シートを採用するなど、出来形及び出来栄えともに良好で、工事関係書類の整備も適切であった

 ■(株)緑川組
▽(仮称)農産物直売所新築工事=本工事は、既存施設を営業しながらの工事であり、施設利用者の安全確保や、工事目的物の特性を良く理解した上で、施設関係者及び監督員と綿密な調整を図り、適切な工程管理・安全管理に努めた。また、現場の状況に合わせた施工方法の提案や周辺住民への影響を最小限に抑えるための工夫を積極的に行い、品質・出来栄えともに優れ、全体として優良な工事である

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