4事業者が保育所整備 補助金は計5.1億円 31年4月開所(名取市)

[2018/4/19 宮城版]
 名取市は公募していた私立認可保育所の整備運事業者について、株式会社たけやま(名取市・竹山功代表取締役)ら4者に決定した。合計定員は279人を見込み、待機児童解消が期待される。市では事業者に対する補助として本年度予算に私立認可保育所施設整備費5億1879万円を確保している。各事業者は30年に施設を建設し、31年4月の開所を目指す。

 選定された事業者は▽たけやま▽NPO法人ひよこ会(岩沼市・青野里美理事長)▽キンダーナーサリー株式会社(キンダーナーサリーなとりおひさま保育園)▽株式会社スクルドアンドカンパニー(東京都新宿区・若林雅樹代表取締役社長)──の4者。

 新たな私立認可保育所の整備は、31年度に見込まれる250人分の保育需要に対応するため、施設を整備・運営する民間事業者を募集。整備エリアは市内全域とし、人口増加率が高い地区を優先的に選定する方針としていた。施設は事業者が新築整備または既設の建物を改修して運営する計画だ。

 今回選定された事業者の整備地区と定員の計画は、たけやまが増田字後島に90人、ひよこ会が美田園3丁目に60人、キンダーナーサリーが手倉田字諏訪に69人、スクルドアンドカンパニーが上余田字千刈田に60人規模で予定している。

 施設整備に活用する国の第6次保育所等整備交付金についても内示を受けており、事業者は月内から実施設計や施設建設に着手し、31年2月の竣工を目指してもらう。準備期間を経て同4月に開所する。

 同時期に公募していた市が災害復旧する閖上保育所の運営事業者は、学校法人わかば学園に決まった。

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