メフォスグループが名乗り 建設は八重樫工務店 給食センター建設プロポ(大河原町)
[2018/4/13 宮城版]
柴田郡大河原町は、新学校給食センターの整備運営配送事業者選定プロポーザルで、メフォス(北東北事業所・仙台市青葉区)を代表企業とするグループの応募を受け付けた。建設担当は八重樫工務店(大河原町)。同グループは参加資格審査を通過しており、16~17日に技術提案書を提出する。結果は5月中旬の2次審査会などを経て同下旬に通知される。
今回1次審査を通過したグループは、代表のメフォスが調理・運営企業となり、設計企業が相和技術研究所(東北支社・仙台市宮城野区)、建設企業が八重樫工務店、厨房設備企業が中西製作所(東北支店・仙台市宮城野区)で構成する。
プロポは11日の締め切りまでに同グループのみが参加申請。事業は設計から施工・運営・維持管理業務までを一括して委託するDBO方式のためプロポでは調理・運営企業、建設企業、設計企業、厨房設備企業で構成するグループの結成が求められていた。
今後同グループは、技術提案書を提出。5月上旬に提案内容に関するプレゼンテーションと審査委員会が開かれる。同中旬には優先交渉権者が決定し、審査結果が公表となる予定だ。町は6月初旬に開かれる町議会に契約議案を提出する見通し。
本契約締結後、実施設計に着手し、11月ごろの着工、31年8月の提供開始を想定。総事業費の上限は税込みで29億6300万円とし、調理・配送・維持管理業務期間は31年7月から15年間を予定している。
新給食センターは、金ケ瀬原の敷地5135平方mに建設する。規模はS造平屋一部2階建て延べ1800平方mを想定し、最大給食数は1日当たり2500食で、衛生面を重視したドライシステムの導入や食物アレルギーへも対応する。基本計画はフケタ設計(仙台事務所・仙台市宮城野区)が担当した。
現学校給食センターは、大河原中学校(東1)の敷地に併設。昭和53年の竣工で、経年劣化による老朽化が進んでおり、調理室が衛生面に問題のあるウエットシステム方式であることなど課題も多く早急な施設整備が求められている。