土木:市原組 建築:松栄が首位(千葉市29年度受注年間ランキング)
[2018/4/13 千葉版]
千葉市財政局契約課は12日、29年度第4四半期までの事業者別の受注状況を公表した。四半期ごとに取りまとめている同状況の第4四半期までの結果は、受注額の年間ランキングに相当するもので、市内業者をみると、土木一式工事は「液状化対策施設工事(磯辺3丁目29-2工区)」(JV施工)や同29-3工区(同)など6件を受注した市原組(美浜区)、建築一式工事では「市営住宅小倉台団地建替建築主体工事」(JV施工)を受注した松栄建設(中央区)がそれぞれトップとなった。
業者別に契約した工事と、委託した業務を対象に、「市内」「準市内」「市外」に分けてその受注額で順位付けしたもののうち、市内業者の年間ランキングでは、土木一式で48社、建築一式で26社がそれぞれランクイン。2位以下をみると、土木一式は2位が市原組とのJVで「液状化対策施設工事(磯辺3丁目29-2工区)」など6件を受注した森川建設(緑区)、3位が「下水道排水施設工事(幕張雨水24号幹線29-1工区)」など5件を受注した小梛組(稲毛区)だった。
建築一式は2位が「若葉区都賀コミュニティセンター外内外部改修工事」など3件受注のストラクス(美浜区)、3位は「松ケ丘小学校大規模改造工事」など3件を受注した与志建設(花見川区)となっている。
市内業者でこの他の工種についてみると、とび・土工・コンクリート工事では「千葉外房有料道路大木戸インターチェンジフェンス等設置工事(29-1)」など7件を落札した千年杉建設(中央区)がトップとなった。
設備工事は、電気工事が「小倉小学校大規模改造電気設備工事」を受注した冨田電機工業(若葉区)、管工事では「市立海浜病院受水槽外改修工事」など5件を受注した富士総建(中央区)がそれぞれ首位となった。
ほ装工事は、千年杉建設が「土気町17号線(下大和田工区)道路改良工事」を含む9件を受注し首位。塗装工事はヤオキ(中央区)が「真砂大橋補修工事(美29-1)」で、防水工事は「大宮小学校プール改修工事」など2件のプール施設サービス(稲毛区)が1位だった。
電気通信工事は、黒田電気商会(稲毛区)が「小倉小学校校舎外壁改修電気設備工事」でトップ。造園工事は「千葉中央港地区公園緑地整備工事(29-1)」を受注の千葉造園土木(稲毛区)、消防施設工事は「市立小中台中学校外4校避難器具改修工事」を受注した大東防災(緑区)がそれぞれ1位となっている。
工事で準市内業者を見ると、土木一式工事は「三角町柏井町線(柏井橋)下部工工事(29-1)」を受注した真柄建設(千葉営業所・中央区)、電気工事では「南部浄化センター監視制御設備改築工事」など2件を受注の昱(あきら)(千葉支店・若葉区)がそれぞれ首位となっている。市外業者では、機械器具設置工事の「蘇我駅第11自転車駐車場改修工事(29-2)」など3件受注の日本サンサイクル(東京都中央区)がトップ。
一方の委託について主なものを見ると、市内業者で建築関係建設コンサルタント業務のトップは「市立千草台小学校大規模改造実施設計業務委託」など2件を受注したアーバンスペース建築設計事務所(中央区)。土木関係建設コンサルタント業務では「下水道実施設計業務委託(寒川雨水29-1)」ほか6件を手がけている京葉都市設計(中央区)が1位で、測量では「二級河川支川都川測量業務委託(29-1)」ほか1件の測地開発コンサルタント(中央区)、地質調査は「市営住宅園生町第2団地土質調査業務委託」など3件の協立基礎(緑区)がそれぞれ首位となった。