ドーコンを特定 八木山動物公園の長寿命化基本計画(仙台市)
[2018/4/10 宮城版]
仙台市は、公共施設マネジメントプランに基づき、八木山動物公園の長寿命化計画を策定するため、簡易型プロポーザル方式で受託候補者にドーコン(東北支店・仙台市青葉区)を特定した。月内に委託契約を結ぶ。園内インフラの健全度調査や施設整備の方針について検討する。
プロポでは4社を指名し、技術提案を求めた。3月末の選定委員会でドーコンを受託候補者に特定した。業務では、飼育施設や地下埋設管などインフラ全般の調査と、運営方針に基づく再整備計画の方針について検討を行う。履行期限は平成31年3月25日まで。
動物公園は、敷地面積が約12万1461平方m、飼育施設など園内の建築物は83棟あり、建物の総延べ床面積は1万5937平方mに及ぶ。同施設では、改修計画など総合的な調査が行われていないほか、敷地内における電気の引き込み線や給排水管は大規模な改修工事はされていない。
このため市は、今回策定する長寿命化基本計画で総合的な調査検討を行い、結果に基づく計画的な対策を進めていく予定。
動物公園は開園から50年が経過。22年度から地下鉄東西線の開業に合わせ、ふれあい動物園やビジターセンターの改築などを進めてきた。30年度は新たにマダガスカル館の新築工事を実施する。3月公表の発注予定では。10月公告を予定している。