塚田第二小を4分離 発注見通し 高瀬処理場は第3四半期 (船橋市)
[2018/4/4 千葉版]
千葉県船橋市の30年度発注見通しが明らかになった。工事は随意契約を含めて331件の発注を予定。一方の設計等コンサルタントは18件で計画している。工事で大型案件となる塚田第二小学校(仮称)と放課後ルームの新築工事は、建築本体、電気設備、給排水衛生設備、空調設備の4件に分離し、第1四半期にそれぞれ一般競争入札、10月の契約・着工を見込む。工期はいずれも29カ月で、33年度の開校を目指す。
塚田二小は、大規模なマンション開発などが進む塚田地区における将来の児童数の増加に対応するため、行田1-382-21の一部ほか、AGCテクノグラス中山事業所跡地の1万7,337平方mに新設を計画するもの。
建物はRC造4階建ての構造で、併設を予定している定員150人の塚田第二放課後ルーム(仮称)と合わせた規模を延べ1万0,424平方m(うち放課後ルーム部分322平方m)で計画しており、設計は相和技術研究所(東京都品川区)が担当した。
建設に当たり市は当初予算で、小学校に30~32年度の3カ年で総額44億1,909万円(30年度は6,113万円)の継続費を設定。並行して、放課後ルームの整備でも3カ年総額1億4,176万円(同185万円)の確保を図った。
大型の工事ではこのほか、高瀬下水処理場(高瀬町56)の沈砂池設備更新工事の一般競争入札を、第3四半期に計画する。揚砂機や除塵機の更新を予定しており、工期に30カ月を見込む。当初予算では30~32年度の3カ年総額16億2,600万円(30年度は2,000万円)の継続費を設定した。併せて電気設備更新工事も分離して入札する予定だ。
建築関連ではまた、特別支援学校金堀校舎(金堀町349-1)で作業棟の増築が着工する。建築本体工事を第1、電気設備と機械設備工事をともに第2四半期に一般競争入札予定で、工期は13カ月。当初予算では30、31年度の2カ年総額で6億5,312万円(30年度は1,357万円)を確保。同校ではこのほか、外壁剥落防止・屋上防水・トイレ改修工事と、消防設備等改修工事に加え、高根台校舎(高根台2-1-1)でも法令等適合工事の発注を第1四半期に計画しており、2月の補正予算で1億3,740万円を確保、繰り越した。
土木工事をみると、JR船橋駅と西船橋駅で、北口広場の整備または改修工事(いずれも工期は9カ月)を計画。ともに第1四半期の一般競争入札を予定する。このほか工期が長期に及ぶものでは、布設延長が約710mの栄町地区管渠布設工事(その9)が工期10カ月で第1四半期、同950mの丸山地区管渠布設工事(その35)や潮見3号幹線管渠布設工事(同670m)、臨海1号幹線管渠布設工事(その7)(同600m)が同じく工期10カ月で第1四半期の発注などとなっている(発注見通しの詳細については市ホームページ参照)。