舞浜、市川で橋梁補強 発注予定 北千葉道路も改良工 (関東地方整備局)
[2018/4/3 千葉版]
国土交通省関東地方整備局は2日、30年度4月期の発注見通しを明らかにした。同管内で発注予定の工事は594件(港湾関係14件含む)で、入札方式別の内訳は一般競争入札(WTO対象)が34件、一般競争入札が481件、一般競争入札(拡大)が79件。工事種別でみると、一般土木工事が234件で最も多く、維持修繕工事90件、アスファルト舗装工事が65件と続く。本県関連では、千葉国道事務所が工事27件の発注を予定しており、国道357号舞浜大橋、市川大橋の耐震補強工事をそれぞれ予定するなどしている。
30年度に実施する「舞浜大橋耐震補強その3工事」は橋脚巻立工、橋梁付属物工、SEP台船製作各一式を実施するもの。一方「市川大橋(海側)耐震補強工事」の工事概要は支承取替工、橋梁付属物工各一式で、舞浜大橋とともに工期12カ月、発注規模2億円から3億円未満、第2四半期の一般競争入札を予定する。橋梁補修では江戸川に架かる国道6号の新葛飾橋の耐震補強補修工事の発注なども第2四半期に控えている。
同事務所ではこのほか、成田市船形の国道464号北千葉道路関連として「船形・押畑地区改良工事」を第2四半期に一般競争入札予定。発注規模は1億円から2億円未満で、約8カ月の工期を見込む。押畑地区の舗装工事も第1四半期の一般競争入札が予定されており、30年度の暫定2車線供用が予定されている。
首都国道事務所をみると、舞浜歩道橋上部工事を第2四半期に発注予定。鋼製157tの上部工制作を含め、12カ月の工期で進める。発注規模は3億円から6億8,000万円未満。同事務所では舞浜立体関連で海側、山側の両方で改良舗装工事と遮音壁工事を予定している。
利根川下流河川事務所については、銚子市野尻町の利根川右岸で「野尻排水樋管新設工事」(発注規模3億円から6億8,000万円未満)や、銚子市高田町の同じく利根川右岸で「西部排水樋管新設工事」(同2億円から3億円未満)を予定。ともに第2四半期に一般競争入札する。このほか、東庄町石出ではヨシ原再生に向け「石出自然再生工事」(同1億円から2億円未満)を、印西市発作では「北千葉導水路第一導水路区間補修工事」(同)をいずれも第2四半期に一般競争入札する。
江戸川河川事務所で施工場所が本県のものをみると、野田市中野台と流山市三輪野山でそれぞれ低水護岸等工事の発注を第1~2四半期に予定。発注規模はそれぞれ2億円から3億円未満で、矢板工やブロック工、盛土工などを計画している。同事務所ではこのほか、市川市高谷3丁目で高潮堤防工事、同稲荷木地区で堤防整備工事を予定している。
建築工事では東京第二営繕事務所が、四街道市中台の千葉労災特別介護施設(ケアプラザ四街道)で電気設備改修工事を第1四半期に一般競争入札予定。本県を施工範囲に含むものではこのほか、霞ケ浦河川事務所1件、関東技術事務所3件、利根川上流事務所3件が予定されている。
業務については、関東地方整備局管内全体で309件を予定。本県では利根川下流河川事務所が補修計画などを作成する「北千葉導水路第一導水路区間モニタリング計画検討業務」をプロポーザルで委託するほか、千葉国道事務所は12橋の補修設計を実施する管内橋梁補修設計業務を第2四半期に発注。首都国道事務所の所管する国道6号の道路詳細修正設計と国道14号の函渠詳細設計は、第1四半期に簡易公募型(総合評価)入札する(全体の発注見通しの内容は、同省入札情報サービスのホームページ参照)。