南気仙沼に飲食店 クマケー建設で新築施工 ゑびす大漁恋町
[2018/3/29 宮城版]
吉田酒店(気仙沼市)の吉田喜一氏は、南気仙沼地区の土地区画整理事業地内に、約30店舗の飲食店が入る「ゑびす大漁恋町」(えびすたいりょうこまち)を新築する。新築設計は彰建築設計事務所(仙台市青葉区)、新築施工はクマケー建設(気仙沼市)が手掛ける予定。今後に着工し、年末のオープンを目指す。
吉田氏によると、新店舗はS造平屋1650~1980平方m程度の規模を想定している。敷地面積は3960平方m程度。駐車場は70~80台程度のスペースを確保する。新築事業費は国の補助金を活用する。
吉田氏はもともと、同地区にクリスタルビレッジ・ヨシダという6階建てのビルを構え、飲食店を入居させていた。震災津波でビルが被災。市が造成した土地区画整理事業地内に新たな店舗棟を建てることにした。
再建に当たっては、ビルにするとエレベーターが汚されてしまうため、平屋建てを採用。新店舗は、以前のビルに入居していた被災店舗などにテナント利用してもらう。
現時点では、スナック、バー、キャバレー、居酒屋、ホルモン店、焼き鳥店、焼き肉店などの配置を予定している。正式な店舗数は調整中。吉田氏が持つ独自のノウハウを生かし、夜の盛り場として営業することで、被災地ににぎわいを取り戻す考え。