仙台支倉に校舎改築 保育所合築で6月着工(長谷柳絮学園)

[2018/3/6 宮城版]
 学校法人長谷柳絮学園(長谷裕理事長)は、仙台市青葉区支倉の服飾専門学校を現地に改築する。新校舎は認定こども園との合築で、6月着工を見込んでいる。解体工事は月内に完了する見通しで、跡地敷地内には別途、ピーエス三菱(本社・東京都中央区)が学生宿舎兼店舗の複合ビルの建築計画を進めている。

 同法人は、仙台青葉服飾専門学校を運営。校舎の老朽化に伴い改築する。新校舎はS造一部RC造3階建て延べ1721平方mで1~2階に認定こども園が入る。建築面積は722平方m。設計はINA新建築研究所(東日本支社・仙台市若林区)が進めている。

 認定こども園は31年4月に開所する。施設建設には、幼保連携型を対象にした仙台市の30年度補助事業の活用を見込み、市に事業計画書を申請している。市は、月内に保育所等整備事業者の選定委員会を開催し、事業者を決定する。選定後は市の工事入札・契約に準じて新校舎の施工者を決定する。

 場所は青葉区支倉28-2ほか。敷地面積は約1898平方m。新築工事は6月着工の予定で、竣工は31年2月28日まで。現校舎の解体工事は昨年10月、光(仙台市太白区)の施工で着工し、月内の完了を予定。跡地内には別途、ピーエス三菱が自社施工で支倉複合ビル(仮称)を建設する。

 複合ビルは、学生用の食事付きの寄宿舎144戸と店舗、駐車場の建設を計画している。建築規模は、S造11階建て延べ6123平方m。建築面積は912平方m。着工は4月中旬、完成は31年3月中旬の予定。設計は学校法人の新校舎と同じ、INA新建築研究所で進める。

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