三陸道に最大307億円 30年度予算案の事業費(東北整備局)
[2018/2/23 宮城版]
東北地方整備局は22日、30年度予算案に基づく直轄の事業計画(予定)を公表した。本県には、復興庁関係の予算として、三陸沿岸道路の改築事業(幹線道路ネットワーク整備)に計275億~307億円程度を配分。旧北上川の河川等災害復旧費には6億2000万~66億円を見込んでいる。
三陸道の予算配分を路線ごとに見ると、歌津本吉道路の延長12km区間が84~94億円程度、本吉気仙沼道路II期の延長4km区間が34億~38億円程度、気仙沼道路(気仙沼~唐桑南)の延長9km区間が128億~142億円程度、唐桑高田道路の延長10km区間が29億~33億円程度となっている。
復興庁計上分ではこのほか、北上川下流の河川改修事業に17億~63億円、三陸沿岸道路(桃生登米道路)と国道45号の改築事業(防災対策等)に最大11億円程度、仙台塩釜港仙台港区の向洋地区老朽化対策事業に最大28億円程度、同港石巻港区雲雀野地区国際物流ターミナル整備事業に最大10億円程度を盛り込むなどした。
国交省計上分の通常事業では、道路関係が国道108号古川東バイパスに6億~11億円、国道4号金ケ瀬拡幅に7億~9億円、国道4号仙台拡幅に6億~8億円程度、国道48号湯渡戸橋架け替えに最大2億円程度を見込んでいる。
道路関係以外では、鳴瀬川総合開発の筒砂子ダム等に11億円、仙台空港整備事業に最大8億6000万円程度、仙台湾南部海岸の海岸保全施設整備事業に3億~6億3000万円、仙台塩釜港仙台港区ふ頭再編改良事業に最大5億円程度を予定している。
なお、30年度の事業計画等は現時点の予定であり、今後に変更する可能性がある。