開札速報 迫児童館の本体工 セルコホームが落札候補 年度内に設備工も発注(登米市)

[2018/2/16 宮城版]
 宮城県登米市は15日、改築する迫児童館の建築本体工事について、一般競争入札を開札した。6社が応札し、2億7402万3000円の最低札を入れたセルコホーム(仙台市青葉区)が落札候補となった。佐沼小学校の南東側の敷地に、木造平屋1350平方mの新児童館を建設する。市は本年度中に電気工事、機械器具設置工事、外構工事も発注する。

 登米市が開札したのは、「迫児童館新築工事(建築)」の一般競争入札。応札した6社のうち、最低制限価格以上、予定価格以内の有効な金額で札入れしたのはセルコホームをはじめ、▽渡辺土建(登米市)▽只野組(同)▽志津川建設(南三陸町)▽丸か建設(加美町)──の5社だった。太田組(登米市)は有効な金額で札入れできず、失格となった。

 市はセルコホームを落札候補とし、入札参加資格などの確認を行う。適正であれば仮契約する。その後、現在開かれている市議会2月会議に工事請負契約の議案を追加提出し、議決を得る考え。

 市内で最も児童数が多い佐沼小学校区では、既存の迫児童館と佐沼小学校の空き教室、旧県迫川総合開発建設事務所の3カ所を使って放課後児童クラブ(学童保育)を運営している。既存の迫児童館が老朽化したことを受け、建て替えを機に3カ所での分散運営を1カ所に集約することにした。

 建設地は佐沼小学校の南東側に位置する迫町佐沼字錦の敷地3568平方m。定員150人の受け入れを想定し、木造平屋1350平方mの規模で建設する。内部には児童クラブ室5室や遊戯室、創作活動室、トイレなどを設ける。実施設計などは盛総合設計(仙台市青葉区)がまとめた。工期は31年1月31日まで。同年4月からの供用を見込んでいる。

 市は新児童館の関連工事として、電気設備工事、機械設備工事、外構工事を別発注する方針。3月末までに発注する意向だ。

20180216sen

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.