太白区役所の大規模改修 普通建設事業費704億円 30年度一般会計予算(仙台市)
[2018/2/2 宮城版]
仙台市は1日、30年度予算を発表した。一般会計は5390億円(前年度比1.6%減)を計上する。普通建設事業費は29年度と同規模の704億1328円を盛り込む。公共施設マネジメントの推進は約174億円(同2.9%増)を計上し、初の大規模施設で太白区役所の改修設計費を盛り込んだ。
人を育みでは、35人学級の拡充に計3億円を計上。中学校の空き教室を活用し30教室を整備する。保育基盤の整備では認可保育所の新設10カ所分の補助に10億9634万円などを盛り込み、待機児童解消を推進する。
まちを育むでは、都市マスタープラン策定調査に800万円、音楽ホール整備検討に1648万円、定禅寺通活性化に5298万円、公園センター整備に1億2456万円、市役所本庁舎建替えの基本計画策定に2660万円を計上する。
次代へつなぐでは、東部移転跡地利活用に16億3421万円、東部復興道路整備事業に101億1427万円などを盛り込む。
マネジメント推進は174億円を計上する。事業の本格化に伴い29年度比で約40億円増額する。1万平方mを超える大規模施設では、太白区役所と将監小学校の改修設計費を計上。鶴ケ谷市営住宅団地の再整備は、基本計画策定に2730万円を盛り込む。
一般会計の投資的経費は別表のとおり。普通建設事業費は、東部復興道路整備事業の進捗により29年度比で18億円減少した。単独費の増額は、道路の修繕・維持工事費の微増や松森清掃工場改修事業費の計上で前年度を約20億円上回った。
一般会計のほかは、特別会計3010億円、企業会計2391億円で、総額は1兆1109万円とする。市は2月13日開会の市議会第1回定例会に予算案と条例議案など提出する。