工事25件、業務5件公告 付替道路の2橋を設計 川内沢ダム整備で(仙台ダム事務所)

[2018/1/23 宮城版]
 宮城県出納局は1月22日、工事25件と業務委託5件の一般競争入札を公告した。このうち、出先機関分の発注では、仙台地方ダム総合事務所が川内沢ダム(名取市愛島笠島)の建設に伴う橋りょうの架設について、詳細設計業務2件を委託する。橋長48.5mの3号橋と、橋長36mの5号橋の設計をまとめる。建設コンサルタントA等級の登録企業を対象に、2月5日まで入札参加を受け付ける。

 仙台地方ダム総合事務所が公告したのは▽川内沢ダム付替市道橋りょう詳細設計業務委託(その1)▽同(その2)──の一般競争入札。関連する「川内沢ダム付替市道橋りょう地質調査業務委託の一般競争入札も合わせて公告した。

 橋りょう詳細設計の入札参加対象は、宮城県内に事業所を置き、建設コンサルタント(鋼構造およびコンクリート)A等級に登録している事業者。地質調査業務の入札参加対象は、宮城県内に事業所がある地質調査(岩盤調査)A等級の登録事業者となっている。

 入札のスケジュールは3件とも、入札参加申請書の提出が2月5日まで。設計図書の閲覧・貸し出しは同6日まで。入札書は6、7日に電子入札システムで受け付ける。開札は同8日。設計業務2件には、簡易型(実施方針型)の総合評価方式を適用する。

 川内沢ダムは川内沢川の上流部となる名取市愛島笠島に建設が計画されている、総貯水量179万立方mの重力式コンクリートダム。ダムを湛水した際、付近を通る名取市道・笠島川内線がダム湖に沈むため、現道の北側に延長2010m(幅員7m)の付け替え道路を東西にわたって整備する。付け替え道路には橋りょう8橋を架設するほか、周辺を通る林道に1橋、農道に1橋を架設する。

 今回、委託する業務その1では、ダムサイト予定地に最も近い位置に架設する橋長48.5mの3号橋の詳細設計をまとめる。橋は2径間連続鋼I桁橋で、橋脚は壁式。橋台は2基とも逆T式。業務では架設計画も立案する。予定価格は2122万4000円。予備設計は復建エンジニヤリングがまとめた。

 一方、その3業務では3号橋より西側に架設する橋長36mの5号橋について、設計および架設計画をまとめる。同橋は橋脚のない単純鋼合成I桁橋。橋台2基は逆T式。予定価格は1728億8000万円。予備設計は復建調査設計が担当した。

 2件とも履行期間は7月31日まで延長される見込み。

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