介護施設13カ所整備 30~32年度 介護保険の事業計画案(気仙沼市)
[2018/1/17 宮城版]
気仙沼市は、第7期気仙沼市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(以下、7期計画)の素案をまとめた。2月5日までパブリックコメントを実施し、年度内の策定を目指す。計画期間は30~32年度の3年間。この期間に取り組む主な施策として、「計画的な介護サービス基盤の整備」を盛り込んでおり、地域密着型介護老人福祉施設など計13施設・定員275人分を整備する目標を掲げている。
7期計画は、団塊世代が75歳以上となる37年を見据え、高齢者が住み慣れた地域で介護・医療が必要になっても、地域で支え合いながら安心して暮らし、自分らしく生きることができるまちを将来像に定めた。
この将来像の実現に向け、健康づくりや介護予防の推進、介護人材の育成・確保対策などとともに、計画的な介護サービス基盤の整備を取り組むべき施策に盛り込んだ。
計画期間に整備するサービス基盤は▽定期巡回・随時対応型訪問介護看護2施設(定員40人)▽認知症対応型通所介護3施設(同36人)▽地域密着型通所介護2施設(同36人)▽小規模多機能型居宅介護2施設(同58人)▽認知症対応型共同生活介護1施設(=グループホーム、同18人)▽地域密着型特定施設1施設(=介護付有料老人ホーム等、同29人)▽地域密着型介護老人福祉施設2施設(=定員29人以下の特別養護老人ホーム、同58人)──が目標となっている。
これら施設の整備・運営事業者は、6期計画までは期間を区切って募集していたが、思うように基盤整備が進まなかったため、7期計画からは随時募集する。7期分は4月にも受け付けを開始する見込み。ただし、事前相談を必要とする。
基盤整備に当たっては、設置圏域を指定しないため、事前相談で施設整備の望ましい場所などを協議し、ある程度応募が集まった段階で審査会にかけ、整備・運営事業者を決定していく考え。各サービスを組み合わせた複合的整備も可能とする。
7期計画へのパブリックコメントは、市内に在住、または在勤・在学している者などを対象に持参か郵送、FAX、Eメールで受け付ける。意見の提出先・問い合わせ先は、市保健福祉部高齢介護課(TEL0226-22-6600)。計画案は市役所などで閲覧できるほか、ホームページからダウンロードできる。