約1億円で村上工業 波路上地区の墓地整備(気仙沼市開札速報)

[2018/1/16 宮城版]
 気仙沼市は15日、波路上共葬墓地整備工事の一般競争入札を開札し、村上工業(気仙沼市)が1億1100万円で落札した。同日に開札した朝日町赤岩港線の橋りょう下部工工事その2は、4社が参加したものの、いずれも最低制限価格を下回り、不調に終わった。この工事の入札不調は2回目。

 波路上共葬墓地の整備工事は、施工面積が波路上崎野地区他の4953平方mで、5440立方mの盛土工や、植栽工、雨水排水設備工、園路広場整備工、管理施設整備工、墓碑移設工を進める。工期は30年3月30日までだが、延長する見込み。

 朝日町赤岩港線の橋りょう下部工工事その2は、川口町2丁目他の大川に川口橋を架設するため、P1橋脚(RC橋脚)を設ける。昨年に行った前回の入札でも応札額が最低制限価格を下回り不調に終わった。再公告で予定価格を見直したが、落札決定しなかった。

 同橋は橋長175mの3径間連続鋼製箱桁橋で、下部が逆T式橋台2基と壁式小判型橋脚1基で構成。橋台2基の設置工事はアートコーポレーション(岡山県岡山市)に発注済み。来年度には上部工工事を発注する見通し。

水産研修施設はSUN総合で設計

 同市は15日、市水産研修センターの建築設計業務と、建築地質調査業務について一般競争入札を開札した。設計業務はSUN総合(仙台市青葉区)が652万4000円、地質調査業務はテクノ長谷(同)が142万円で落札した。

 水産研修センターはS造平屋一部2階建て延べ528平方mの規模。港町の県有地に新築する。敷地面積は1076平方m。周辺の土地や道路は復興事業でかさ上げされているため、新築に当たって盛土造成する。敷地内には駐車場も整備する。建築工事は来年7月ごろに発注し、来年度末の完成を予定する。

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