細浦漁港は渡辺土建JV 南三陸町の開札速報 防潮堤工事5件を開札
[2017/12/20 宮城版]
本吉郡南三陸町は19日、漁港海岸の防潮堤災害復旧工事5件について一般競争入札を開札し、落札者を決めた。細浦漁港海岸は渡辺土建(登米市)・佐千代組(南三陸町)特定JVが26億3000万円、田浦漁港海岸は阿部伊組(南三陸町)が18億1500万円、折立漁港海岸は只野建設(登米市)・サトー工務店(南三陸町)特定JVが17億円で落札した。
残り2件は、滝浜漁港海岸を浅野工務店(登米市)・沼正工務店(南三陸町)特定JVが8億3000万円、寄木漁港海岸を山庄建設(南三陸町)が7億3800万円で落とした。5件とも町議会で工事請負の承認を得て正式契約となる。
工事内容を見ていくと、志津川地区の細浦漁港は、延長522mの防潮堤本体や陸閘2カ所の整備、延長105mの西田物揚場などを復旧するほか、漁業集落防災機能強化事業(漁集事業)で延長110mの道路や排水路、5100平方mの水産用地などを整備する。工期は32年12月18日まで、
歌津地区の田浦漁港は、延長493mの防潮堤本体や陸閘3カ所、水門2基、延長465mの臨港道路、延長94mの北船揚場などを復旧するほか、漁集事業で延長295mの避難路などを整備する。工期は32年2月28日まで。
戸倉地区の折立漁港は、延長221mの防潮堤本体や樋管1基、階段2カ所などを設ける。工期は32年2月28日まで。
戸倉地区の滝浜漁港は、延長211mの防潮堤本体や陸閘2カ所、水門2基、延長95mの臨港道路を復旧するほか、漁集事業で延長83mの集落道を整備する。工期は32年2月28日まで。
歌津地区の寄木漁港は、延長149mの防潮堤本体や陸閘1カ所、水門1基などを復旧するほか、漁集事業で延長120mの避難道路と1700平方mの水産用地を整備する。工期は31年12月20日まで。