千葉駅西口の再開発B工区 新日本建設事業体が応募(千葉市)

[2017/12/7 千葉版]
 千葉市都市局都心整備課は、市が施行する千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業(B工区)の特定建築者の募集について、新日本建設(千葉市美浜区)を代表事業者、医療法人緑栄会(千葉市中央区)を構成員とする「千葉駅西口地区B工区再開発事業体」1社から事業提案があったことを公表した。今月中旬に開かれる市公園等活用事業者選定委員会、下旬の同選定会議による審査を経て、30年1月に事業者として決定する見通しとなった。32年3月下旬の施設完成を目指す。

 同事業は、市の所有地に特定建築物の所有を目的とする賃借権を設定し、選定された特定建築者が自己負担で建物を新築、駐輪場と公園は市に帰属させる一方、建物は特定建築者に帰属させるもの。15階建てのB1棟など商業棟と公園棟、病院棟の計3棟を整備する計画だ。

 対象のB工区は、中央区新千葉2丁目の一部地域で、敷地面積は約4700平方m。B1棟はRC造15階建て延べ7480平方m、B2棟がS造2階建て延べ約1500平方m、B3棟がS造(一部RC造)9階建て延べ約1万3470平方mで計画され、B1棟は商業と住宅、B2棟は屋上を新千葉公園とするほか、1~2階を駐輪場とする公共施設と店舗、B3棟は医療施設とする。

 特定建築者に決まれば、▽敷地整備及び地下埋設物等調査、除去工事▽特定施設建築物の実施設計▽公共施設の実施設計及び工事▽管理運営計画及び運営体制の構築▽公園を含めた棟ごとの維持管理体制の構築▽工事監理及び工事期間中の敷地等管理──などを手がけることとなる。

 千葉駅西口地区第二種市街地再開発事業の全体の施行面積は約1.9㏊。先行したA工区では、特定建築者として大成建設・ロイヤルリースJVが選定され、WESTRIO(ウエストリオ)3棟が整備されたほか、西口広場やロータリー、ペデストリアンデッキなどが完成している。

 市は今回のB工区でも再開発ビルなどの整備を計画。27年度には事業協力者として新日本建設を特定し、施設計画や施工計画などの事業提案を受けていた。

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