市役所周辺で道路・整地設計 敷地整序型の区画整理 2.3haが対象(大崎市)
[2017/11/28 宮城版]
大崎市は24日、「市役所周辺地区敷地整序型土地区画整理事業実施設計業務」の一般競争入札(事後審査型)を公告した。市は新庁舎の建設に向け、現庁舎周辺を敷地整序型区画整理事業による整備を行う方針で事業認可を目指している。今設計では市役所周辺の2.31ha(図参照)を対象に事業認可後の工事発注向けた道路設計、整地設計、給水設計などを実施する。
参加資格は県内に本社または受任機関を持ち、市の土木関係建設コンサルタント業務(都市計画および地方計画)に登録していること。平成19年4月1日以降、沿道整備街路事業または敷地整序型土地区画整理事業の設計を元請けとして受注した実績も求める。
日程は設計図書の閲覧が12月8日まで。入札書は同11日までに配達証明付き郵便で市総務部財政課まで郵送すること(同日まで到着したもののみ有効)。開札は同13日に執行する。
業務では、道路設計500mや市道2路線210mの道路修正設計、平面交差点詳細設計(予備設計あり)、整地設計、給水設計、排水設計、汚水設計、防災設計などを行う。業務履行期間は30年3月23日まで。
新本庁舎の建設場所は現庁舎北側に隣接する第2駐車場で計画。現段階の構想では、施設規模は1万平方m程度で計画し、隣接する旧大崎市民病院南病棟(7117平方m)や東庁舎(3335平方m)の活用も視野に入れて検討している。現在は基本計画の策定を久米設計(東北支社・仙台市青葉区)に委託して進めている。
今後、基本設計は30年度、実施設計を31年度に委託し、庁舎建設と既存施設の改修は32年度から33年度の2年間で計画。供用開始は34年度を目指している。総事業費は約52億円と試算されているが、既存施設の活用法によって大きく変動することから、市は基本設計の段階で具体的な積算を行うとしている。