齋藤建設が調整池工 堤防工2件を尾形土建(東松島市)
[2017/11/17 宮城版]
東松島市は16日、赤井排水区(雨水排水)下水道雨水調整池工事の一般競争入札を開札し、7億7380万円で齋藤建設(東松島市)が落札した。同日には室浜漁港の於着浜2堤防災害復旧工事と、大浜山田堤防災害復旧工事(その2)の一般競争入札も開札し、尾形土建(同)が順に2億1000万円と2億0200万円で落札した。
赤井排水区の雨水調整池工事は、赤井字川前二地区に貯水能力が9000立方mの調整池を整備する。工事内容は、2万6000立方mの掘削工、流入渠工、ポンプピット工、舗装復旧工、延長167.3mの函渠工、電気設備工、機械設備工。工期は32年3月16日まで。予定価格は8億6495万2000円で、落札率が89.4%。
赤井排水区は対象面積が77.5ha。大震災での津波被害を踏まえて見直した排水計画に基づき、必要な雨水管渠や調整池を整備している。10日には関連工事として、赤井排水区(雨水排水)下水道函渠工事の一般競争入札を公告しており、12月6日に開札する。
赤井排水区では今後、調整池より北側でBOXカルバートの雨水管渠を東西方向に整備する計画があり、来年度以降に工事発注する見通し。
室浜漁港の於着浜2堤防災害復旧工事は、宮戸字山田地区に海抜4.3mの傾斜堤を築く。傾斜勾配は海側、陸側とも2割。本体工の延長は68.1m。排水樋門1基を設置する。工期は31年3月20日まで。予定価格は2億2191万7000円で、落札率が94.6%。
大浜山田堤防災害復旧工事(その2)は、宮戸字殿上地区に海抜4.3mの傾斜堤を築く。本体工の延長は115.8m。排水樋門1基を設ける。工期は31年3月20日まで。予定価格は2億1335万7000円で、落札率が94.6%。