丸森で道路拡幅900m 小斎峠道 詳細設計を24日入札(県大河原土木)

[2017/11/8 宮城版]
 県大河原土木事務所は、伊具郡丸森町大内地区で県道角田大内線を拡幅する。対象延長は900mで、小斎峠道路として全幅7mを確保する計画だ。6日には拡幅に向けた測量設計業務の一般競争入札(総合評価)を公告しており、20日まで入札参加を受け付け、24日に開札する。来年度には用地測量や用地買収に着手し、31年度から2カ年での施工を予定している。

 小斎峠道路の整備目的は、丸森町から、常磐自動車道の山元南スマートインターチェンジ(IC)へのアクセスを良くすること。同ICは28年度に、山元町坂元地区に整備され、丸森町から最も近いICとなっている。

 角田大内線は、丸森町と角田市の行政境付近がすでに改良済みで、それより100mほど南側の地点から延長900m区間を小斎峠道路として拡幅整備する。同区間の現道は幅員が最小で5m程度になっており、山側を切土、あるいは谷側を盛土して2車線の全幅7mを確保する。

 現時点で橋などの大型構造物を設けることは想定していないが、峠道で谷などがあるため、測量設計の結果によっては必要となる可能性もある。

 測量設計業務は、10月23日に一般競争入札を一度公告したが、参加資格に誤りがあったため取り消した。改めて「小斎峠道路測量設計業務その2」として6日に一般競争入札を公告。業務内容は、延長900mの路線測量と道路詳細設計、現地測量で、履行期間が30年3月23日まで。予定価格は1269万8000円。

 入札の参加資格は、県内に本社を置き、建設コンサルタント(道路)がA等級で、かつ測量(公共測量)がA等級であることなど。総合評価技術資料の提出期限は22日。入札書は21~22日に受け付ける。

 小斎峠道路の整備事業費は県の単費で行う。丸森町との調整次第では、事業スケジュールがずれることも考えられる。

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