生涯学習拠点の新築公告 単体か2社JVが参加対象 木・S造1800平方m規模(南三陸町)

[2017/10/17 宮城版]
 本吉郡南三陸町は16日、町生涯学習センター建設工事の一般競争入札を公告した。同工事は、志津川字新井田地区に木(一部S)造平屋1800平方m規模の生涯学習センターを新築する。入札の参加対象は、県内に事業所を置く単体企業か、2社で組む特定JV。23日まで参加申請を受け付け、11月16日に開札する。

 入札の参加資格は、単体企業とJVの代表者が、建築一式工事に関する経審の総合評定値が950点以上で、一級技術者が7人以上いることや、特定建設業の許可を持つこと、FSC(森林管理協議会)のCOC認証を取得していることなど。JVの構成員は、町内に本社を置き、建築一式工事のP点が700点以上で、一級技術者が3人以上いることなど。

 森林管理協議会は、国際的な森林認証制度を行う第三者機関。COC認証は、森林管理認証を受けた森林から産出された林産物の適切な加工・流通をチェックする仕組み。

 同センターの建設場所は志津川中央エリアの集団移転団地内。敷地面積は約4500平方m。震災津波で流出した図書館と公民館の機能を導入する。諸室は図書コーナー、会議室、ステージ、和室、調理室などを設ける。

 町は9月補正予算で、同センターの災害復旧工事費に11億7100万円を計上した。新築の基本・実施設計業務は日新設計(仙台市太白区)・ノルムナルオフィス(仙台市青葉区)JVが担当した。

松原公園の復旧を発注

 同町は16日付で、松原公園災害復旧工事の一般競争入札を公告した。野球場や陸上競技場などを復旧する工事で、単体か2~3社で組む特定JVを対象に、24日まで参加申請を受け付け、11月8日に開札する。

 同公園の復旧場所は、志津川字助作の八幡川沿い。復旧対象の施設は、9478平方mの野球場と、1万3090平方mの陸上競技場、遊戯施設、トイレ、駐車場。野球場と陸上競技場は、土系舗装、張芝舗装、クローバーの種子吹き付けなどを行う。工期は30年3月30日まで。

 入札の参加資格は、単体が県内に事業所を置き、土木一式工事のP点が850点以上で、1級技術者が11人以上いることなど。特定JVは、県内に事業所を置き、土木一式工事のP点が700点以上で、一級技術者が4人以上いることなど。

 町は9月補正予算で、同公園の災害復旧工事費に3億2086万円を計上した。公園予定地は区画整理事業地内で、盛土の仮置き場になっている。以前の公園は同川の河口付近にあり、震災津波の被害を受けた。

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