幕張海浜公園のナショナルフットボールセンター 戸田・三菱地所設計JVに(JFA)
[2017/9/28 千葉版]
日本サッカー協会(JFA)は27日、千葉市美浜区の県立幕張海浜公園内に整備する(仮称)JFAナショナルフットボールセンター(NFC)について、設計・施工者に戸田建設・三菱地所設計共同企業体を選定したことを明らかにした。今後、基本・実施設計を進め、30年の着工、32年3月の完成を目指す。総事業費は39億5000万円を見込む。
設計は三菱地所設計と戸田建設、施工は戸田建設がそれぞれ担当する。発注内容は、クラブハウスや天然芝ピッチ(1面、1・2面)、フットサルアリーナ、芝・外構管理棟の建設と外構整備のほか、既存の外構など解体撤去や造成を含む。
今後、同JVと建築設計・監理業務委託契約を締結し、基本設計と実施設計に入る。実施設計の完了後、速やかに工事請負契約を締結する運びだ。なお、人工芝ピッチはJFAが別途発注する予定で、並行して建設を進めていく。
今後のスケジュールとしては、29年に基本設計、30年に実施設計を進めるとともに着工し、32年の竣工、供用開始を目指す。整備基本計画策定に関するコンストラクション・マネジメント業務は山下ピー・エム・コンサルタンツ・オオバCM共同体が担当。
JFAは2月、NFCの建設に向け、施設ごとの建設計画や費用についての提案を公募。公募型技術提案総合評価見積方式による審査を経て、同JVを設計・施工者に決定した。
整備計画地は、県立幕張海浜公園のD・Eブロック約25.7ha。施設は、日本代表チームの練習場のほか、代表チームのベースキャンプや指導者養成・育成事業の拠点、コーチングスタッフの常駐拠点、国際交流・国際貢献活動の国内拠点などとしての活用を想定している。