竹林川に下草橋 新設 詳細設計を公告(大和町)
[2017/9/30 宮城版]
黒川郡大和町は29日、鶴巣地区の住民からの要望に応え、竹林川に架設を予定している(仮称)下草橋の橋りょう梁詳細設計および測量業務の一般競争入札を公告した。参加資格は県内に本社または営業所を持ち、町の建設工事関連業務に登録していることなど。一級河川(直轄河川)に架かる橋りょう実施(詳細)設計の実績も求める。
参加申請書の提出は10月5日から16日まで。設計図書は同23日まで町ホームページに掲載。開札は同24日9時30分から執行する。
下草橋は、同町鶴巣下草地区と落合舞野地区間を流れる竹林川に架設を予定し、鶴巣側の農道と落合側の中坪渋井線を接続する。現在、鶴巣下草地区から県道塩釜吉田線や大和インターチェンジ(IC)へアクセスする場合、竹林川が妨げとなり、上流側に架かる堰下橋か下流側に架かる落合橋へ迂回しなければならない状況となっている。同橋が整備されることで、県道やICなどへのアクセス性が大幅に向上する見通し。橋りょうの形式、延長などは設計の中で決定する。
業務では設計計画で比較案3案を検討し、決定された橋りょう形式の詳細設計を行うほか、橋りょうを挟んだ未舗装区間の道路設計、護岸の詳細設計などを行う。このほか3級基準点測量2点、4級基準点測量10点、路線測量、河川測量、土質調査・解析業務などを実施する。履行期限は30年3月30日まで。
町は6月補正予算で国土交通省補助事業の委託費として(仮称)下草橋と高田中央橋の詳細設計・測量業務などに1億0954万円を確保。高田中央線の設計は8月3日に開札し、大日コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)が1295万5000円で落札した。予定価格は2148万円だった。