交流拠点の設計公告 坂元駅前に直売・案内所(山元町)
[2017/9/27 宮城版]
亘理郡山元町は、新坂元駅周辺地区に交流拠点を整備する方針で26日、施設の基本・実施設計業務の一般競争入札を公告した。施設は直売所や案内所で構成する木造平屋約450平方m規模を想定。入札参加資格は県内に本店や支店、営業所を置くことなどとした。10月4日まで参加申請を受け付け、同17日に開札する。
公告の業務名は「平成29年度交流委3号山元町交流拠点施設建設基本設計・実施設計業務委託」。所在以外の参加資格は▽一級建築士事務所の登録▽農林水産物直売場や道の駅、サービスエリア、これらに類似する施設の建築設計業務の受託実績──など。参加申請書類は10月4日までに持参する。開札は10月17日を予定。当初予算に同業務委託費として3308万円を確保している。
基本・設計業務では、施設本体や駐車場などの外構も含む、施設配置、持たせる機能、設備などの詳細をまとめ、工事費算出などを担当する。履行期間は30年3月26日まで。30年度の着工を目指す。
拠点の整備予定地は町地区。敷地は新坂元駅と国道6号に挟まれた、新坂元駅周辺地区商業用大区画の約9500平方mとなる。施設は木造平屋約450平方m規模を計画しており、農水産物直売所と総合案内所を併設する。直売所で町の特産品や野菜など扱うほか、総合案内所で観光情報などを提供する。
建設予定地は、災害公営住宅や地域交流センター、坂元スマートインターチェンジなどが近接する。立地を生かして、町のにぎわいと活気の創出、交流人口を増加させる施設整備を目指す。
同拠点の施設配置計画等策定業務はオオバ(本社・東京都目黒区)が担当した。施設は公設民営となる見通しで、管理運営手法などは設計業務と並行して検討を続けていく方針だ。