特養新設の2法人選定 定員100人、30年度着工(仙台市)
[2017/9/1 宮城版]
仙台市は、29年度公募の特別養護老人ホーム(特養)整備事業者に、社会福祉法人の2団体を選定した。いずれも定員100人で、ショートステイ併設の特養を新設する。七日会(東京都青梅市、水村昭典理事長)は、泉区松森に3階建て延べ520平方m規模で計画を進める。32年4月開所を目指す。
29年度公募の選定法人は、七日会と大石ケ原会(仙台市青葉区)の2法人。両法人は、広域型の特養で、市の要綱に基づき、全室個室ユニット型で整備する。30年1月以降、市の入札契約に準じて設計者を決定し、30年度中の着工で、施工者を選定する。
七日会は、市内2カ所目の特養を建設する。計画地は泉区松森地区の更地約0.6ha。同法人は24年7月、市の補助事業を活用し、青葉区郷六に「郷六の杜」を開所。敷地約4000平方mに4階建てで、定員数は140人。東亜建設工業(東北支店・仙台市青葉区)が施工している。
大石ケ原会は、青葉区南吉成地区に特養を新設する。7年に設立し、同地区内に地域密着型と広域型の特養「大石原苑」などを運営。定員は約70人。このほか通所介護施設や、在宅介護支援センターを運営している。
市の特養事業者は、高齢保険福祉計画・介護保険事業計画に基づき公募している。29年度は次期計画(30~32年度)の策定を進めており、30年度の事業者公募は、次期計画に基づき公募する見通し。