富里IC線 JR立体部の変更了承 400mで線形見直し(千葉県都計審)
[2017/7/22 千葉版]
第184回千葉県都市計画審議会が21日開かれ、審議した▽習志野都市計画区域区分の変更▽成田都市計画道路の変更──について、いずれも妥当と了承している。このうち成田都市計画道路の変更は、都市計画道路3・3・19号富里インターチェンジ線が対象で、JR成田線との立体交差部を含む約400m区間について、現道(橋梁)を活用する計画に見直すこととし線形を変更する。
習志野都市計画区域区分の変更(県決定)は、京成津田沼駅と京成大久保駅の中間に位置し、いずれの駅からも約1kmと徒歩圏であり利便性の高い地域である鷺沼台2丁目地区(約3・0ha)が対象。
習志野都市計画区域マスタープランにおいて、「鷺沼台2丁目地区については、土地区化区整理事業により、周辺土地利用と調和した良好な市街地として、住宅地を配置する」と位置付けられている。
同地区において、土地区画整理事業の実施が確実となったことから、今回、区域区分を変更して市街化区域に編入する。主たる想定用途は第一種住居地域。
成田都市計画道路3・3・19号富里インターチェンジ線は、国道51号(3・3・7号51号線)と東関東自動車道水戸線富里インターチェンジ(IC)を結ぶ幹線道路であり、富里市区間は昭和54年に、成田市区間は同60年に都市計画決定されている。
現在は県事業により、富里市区間から順次、現道拡幅事業を進めているところであり、JR成田線との立体交差部については、当初は迂回路を設置し、橋梁を架け換える計画であった。
平成12年に橋梁の耐震補強を行ったことから、今回、経済性を考慮し、さらに施工時における交通の安全性や沿道の利便性などを確保するため、現道(橋梁)を活用する計画に見直すこととし、次のように変更する。
▽種別=幹線街路
▽名称=3・3・19号富里インターチェンジ線
▽位置=[1]起点:成田市大字飯仲字大久保[2]終点:富里市七栄字南新木戸[3]主な経過地:富里市七栄字南新木戸
▽区域=延長約1900m
▽構造=[1]構造形式:地表式[2]車線数:4車線[3]幅員25.0m[4]地表式区間における鉄道等との交差の構造:JR成田線と立体交差1カ所、幹線街路と平面交差4カ所