約104億円でMMB特定JV 小々汐地区の上部工工事 朝日地区はJFE特定JV(東北整備局・気仙沼湾横断橋)
[2017/7/19 宮城版]
東北地方整備局は、気仙沼湾横断橋の上部工工事のうち、鋼斜張橋部分を2件に分け7日に一般競争入札を開札し、総合評価を経て落札者を決定した。小々汐地区の上部工はエム・エムブリッジ(東北営業所・仙台市青葉区)・宮地エンジニアリング(仙台営業所・同)・川田工業(東北事業所・同)特定JVが104億6455万円、朝日地区の上部工はJFEエンジニアリング(東北支店・同)・IHIインフラシステムズ(東北営業所・同)・日本ファブテック(仙台営業所・同)特定JVが90億4400万円で落札した。
上部工の2件は、ともに鋼3径間連続斜張橋を製作し、気仙沼市内に輸送して気仙沼湾上に架設する。橋には、橋脚からの高さが100mの主塔を取り付ける。工期は32年12月22日まで。
小々汐地区の斜張橋は、橋長が347m、幅員が12m。鋼材の使用見込み量は約4450t。朝日地区の斜張橋は、橋長が333m、幅員が12mで、鋼材の使用見込み量は約4340tとなっている。
気仙沼湾横断橋は、三陸沿岸道路のうち、気仙沼道路の一部を成す橋。全体の橋長は1344mで、大川や朝日埠頭をまたぐ7+3径間連続鋼箱桁橋と、気仙沼湾をまたぐ3径間連続鋼斜張橋で構成する。
斜張橋部分の下部工工事は、小々汐地区を鹿島建設(東北支店・仙台市青葉区)・東亜建設工業(同)JV、朝日地区を東亜建設工業・不動テトラ(同)JVが請け負っている。
鋼箱桁橋部分の上部工工事は、松崎地区と川口地区の2件に分け一般競争入札で発注する。松崎地区は橋長190.5mの鋼3径間連続箱桁を製作・輸送・架設する工事で、2月に開札し、7億9720万円で高田機工(仙台営業所・仙台市青葉区)が落札。川口地区は橋長473.5mの鋼7径間連続箱桁を製作・輸送・架設する工事で、現在は入札参加申請を受け付けており、10月31日に開札する。