農地区画整理3件公告 仙台東 WTOの一括審査型(東北農政局)
[2017/6/28 宮城版]
東北農政局は27日、仙台東地区の農地区画整理工事について、3件の一般競争入札(WTO)を公告した。いずれの工事も整地工と用水路工、排水路工、道路工を一体的に施工する。入札は技術提案などを共通化できる一括審査方式を採用、7月24日まで参加申請書を受け付け、8月30日に開札する。複数の工事に参加を希望する場合は、工事ごとに申請書を提出すること。
公告したのは、仙台東災害復旧関連区画整理事業に伴う工事で▽六郷換地区区画整理第三期建設工事▽七郷換地区区画整理第六期建設工事▽高砂換地区区画整理第四期建設工事──の3件。いずれも工期が31年3月13日までで、概算工事規模が7億4000万~10億円。
六郷換地区の第三期工事は、仙台市若林区種次地区他で、84.4haの整地工、延長9.2kmの用水路工、延長8.5kmの排水路工、延長5.9kmの道路工を進める。
七郷換地区の第六期工事は、同区霞目地区他で、70haの整地工、延長8.4kmの用水路工、延長3.4kmの排水路工、延長0.7kmの道路工を施工する。
高砂換地区の第四期工事は、60.7haの整地工、延長6.6kmの用水路工、延長4.1kmの排水路工、延長6.3kmの道路工を行う。
3件とも用水路工は硬質ポリ塩化ビニル管、排水路工は排水フリュームを使用する。入札の参加資格は、同局における土木一式工事の客観点数が1250点以上ある単体企業か経常JVで、14年4月1日以降に区画整理工事か津波被災地の農地復旧工事(除塩のみは除く)、土地造成工事を元請で完成させた実績などを求める。
仙台東の区画整理事業では、津波被害を受けた農地など約2000haを大区画化する。事業期間は23~32年度。総事業費は316億0400万円を試算。3月末の進捗率は、面整備の着手率が76%、完成率が49%となる見通し。
本年度は9月ごろに、ほ場整備工事として、整地面積が52haの七郷換地区区画整理第5期建設工事、同59haの六郷換地地区区画整理第二期その1建設工事、同50haの六郷換地区区画整理第二期その2建設工事を発注する見通し。