佐津間県住 1期30戸を基本設計 31年度の着工へ(千葉県土整備部)

[2017/6/17 千葉版]
 県土整備部住宅課は、6月補正予算案に公営住宅建設事業として、佐津間県営住宅の基本設計に1384万円を計上した。県営住宅長寿命化計画(計画期間:23~32年度)に位置付けられている第1期の30戸を対象とするもので、31年度の着工を目指す。

 佐津間県営住宅の建設予定地は、鎌ケ谷市佐津間字火焼田222-9地先(敷地面積約9920平方m)。この一部に、RC造3階建て、総戸数30戸の県営住宅を建設する計画。

 具体的な委託方式は今後検討するとしているが、29年度で基本設計を完了させ、30年度に実施設計に着手し、31~32年度で建設する見通し。第2期以降の規模やスケジュールなどは、現時点では未定としている。

 県営住宅長寿命化計画では、県営住宅における建替事業等の実施方針として、佐津間県営住宅用地(1期)が位置付けられている。
それによると、佐津間県営住宅用地は、14年に86戸の県営住宅を建設する計画で用地を取得。鎌ケ谷市の北側、柏市との市境付近に位置し、敷地西側は戸建住宅地、東側は河川で閑静な立地となっており、計画期間中に第1期(30戸程度)を建設するとしている。

 29年度には佐津間県営住宅の第1期基本設計のほか、国府台県営住宅A工区に着工する。建築工事は第2四半期に、一般競争入札で発注する予定で、工期として13カ月を見込んでいる。

 国府台県営住宅(市川市国府台1-2)については、26年度に簡易公募型指名競争入札で、解体実施設計及び建替基本設計業務を千都建築設計事務所(千葉市美浜区)に委託。28年度にはA工区について、実施設計業務を千都建築設計事務所に、簡易公募型指名競争入札で委託し、RC造中層5階建ての共同住宅1棟(78戸+集会室)で検討を開始している。

 公営住宅建設事業としては、6月補正予算で佐津間県営住宅のほか、改善等事業に7億2555万1000円を追加し、県営住宅の居住性、耐久性、安全性等の機能向上を図るため、外壁や給水設備の改修等を実施する。

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