北千葉道路市川市~鎌ケ谷市間の9km 鉄道交差部中心に検討(国交省首都国道)
[2017/5/20 千葉版]
国土交通省首都国道事務所は、H29管内道路計画検討業務について18日、簡易公募型プロポーザル方式に係る手続開始を公示した。国道464号北千葉道路(市川~鎌ケ谷)を対象とするもので、参加表明書提出(電子入札システムによる)の期限は6月2日16時で、技術提案書の提出は6月26日16時まで受け付ける。同業務により29年度で、専用部と一般部の複断面構造について鉄道交差部や、設置の有無を含めたインターチェンジ部を中心に検討を行う考えだ。
主な参加資格をみると、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)における29・30年度土木関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けている単体企業、または資格を満たした単体企業で構成される共同企業体。業務実績として、同種業務に都市部の自動車専用道路(有料道路)の道路概略設計を実施した業務、類似業務に自動車専用道路(有料道路)の道路概略設計を実施した業務を挙げている。
同業務は、北千葉道路(市川~鎌ケ谷)において、専用部(自動車専用道路(有料道路))と併設する一般部の複断面構造について、道路線形及び道路構造の検討を行うもの。履行期間は、29年8月(中旬)~30年3月(下旬)までの予定。
北千葉道路の市川~鎌ケ谷間は、東京外かく環状道路(外環)の北千葉ジャンクション(JCT)から鎌ケ谷市の鎌ケ谷消防署付近に至る延長約9kmの区間。ルート上でJR武蔵野線、北総線の2鉄道との交差が想定されている。
成田空港アクセスの重要性、地域交通の混雑緩和など、県や沿線市からの意見・要望を踏まえ、28年12月の千葉県道路協議会で国土交通省関東地方整備局、県、千葉市、東日本高速道路、首都高速道路で次の整備手法についての事項を確認。国道464号の直轄編入について県から要請がされたが、現時点で事業者は決まっていない。
▽市川~鎌ケ谷間は高架構造を基本とする。ただし、北千葉JCTから約2kmの区間は、外環との連続性などを踏まえ、掘割構造とする
▽鎌ケ谷~国道16号間も一般部と専用部の一体構造とする(専用部の導入)
▽市川~国道16号間は有料事業を活用した自動車専用道路として整備する