湖北台地区の公共施設再編 年度内に方針示す(千葉県我孫子市)
[2017/5/23 千葉版]
千葉県我孫子市企画課が計画している湖北台地区の公共施設再編は、現在、カトウ建築事務所(千葉市中央区)で整備方針策定のための基本調査業務が進んでいる。地元説明等の状況を踏まえ、湖北台地区公共施設整備方針を策定するため、中里地区に整備する消防分署及び訓練施設等の基本調査を行うもので、地元に対しては5月の市政ふれあい懇談会で、整備イメージが示された。消防分署を優先させて、消防分署の跡地を含む敷地で湖北台保育園、わくわく広場の整備についても検討することとしており、現時点では7月31日までを履行期間としている整備方針策定のための基本調査業務の成果を踏まえ29年度で、整備方針を示したい考えだ。
湖北地区の市政ふれあい懇談会は13日に、湖北台近隣センターで開かれた。28年10月現在の案が示され、中里市区に優先して消防湖北分署(訓練施設含む)を整備するとともに、湖北分署跡地を含む敷地などで、湖北台保育園、わくわく広場の整備を検討することが示された。
また、同様に湖北分署跡地を含む敷地などで検討する行政サービスセンター、社会福祉協議会事務室、市民センターの会議室機能、湖北地区図書館については、湖北分署、湖北台保育園、わくわく広場の整備後に行う見通し。
整備方針策定のための基本調査業務では、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設全体の合理化の必要性、同地区で進んでいる都市計画道路整備の進捗、地元説明等の状況を踏まえ、湖北台地区公共施設整備方針を策定するため行うもの。
公共施設の再編整備を計画している湖北台地区については、中里地区の候補地の一部が利用できない見通しとなったことから、複合施設に導入する機能を再検討することが必要となった。
具体的には、中里地区に関連する下ヶ戸・中里線、青山・日秀線の2都市計画道路のルート変更に伴い、学校法人中野学園の若草幼稚園(中里515)の園地(敷地面積約3250平方m)に、都計道の整備用地がかかることから、同園では北側の隣地である中里地区の候補地に移転することで、調整が進めてきた。