1番地建設工事を公告 15日から書類配布 住宅棟など3棟一括(塩竈の海岸通1番2番地区再開発組合)

[2017/5/12 宮城版]

再開発地区イメージ図。高層建築物の住宅棟一体が一番地区。

再開発地区イメージ図。高層建築物の住宅棟一体が一番地区。

 塩竈市の海岸通1番2番地区市街地再開発組合(鈴木成久理事長)は12日、1番地再開発ビル建設工事の一般競争入札を公告する。15~19日まで入札公告文などの必要書類を交付する。参加資格は特定建設業の単体か2社JVで、26日まで申請を受け付け、6月21日に開札する。

 同組合では、入札参加に必要な各種書類について、事前電話を受けた後、19日までに配布する。参加申請書は組合事務所持参での提出で、26日まで受け付ける。質問書は6月5~7日まで。事務所所在地は、塩竈市海岸通3-10。連絡先は電話022-361-0261。

 施工地は、塩竈市海岸通1番地。敷地面積は約3360平方m。既存建築物の解体工事は別途契約済みのため、同工事では住宅棟(63戸)、事務所棟、駐車場棟の新築と外構を行う。総延べ床面積は約1万平方mで、住宅棟はRC造14階建て延べ約5480平方mを整備する。

 このほか、保留床取得予定者や参加組合員らとの協議調整、内装工事の直営工事を行う際の安全管理、工程調整、搬出入管理、共通仮設資機材の供給なども行う。工期は23カ月を見込む。住宅棟の先行で7月着工を予定し、31年3~4月の竣工を目指す。

 入札参加資格は、特定建設業の単体か2社で構成するJV。単体とJVの代表者は建築一式工事の経審総合評点が1250点以上の事業者。主な要件は、県内に事業所があることや、過去10年間に延床面積5000平方m以上の集合住宅の新築工事を施工した実績など。

 同地区の再開発事業は、27年5月に事業認可を受けた。事業面積は約0.8㏊で、総工事費は約27億6000万円を試算する。建築物は1番地区のほか、2番地区には低層の店舗棟5棟延べ約1530平方mを建設する。建設工事は別途、発注する方針。

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