医学系研究棟 PFIで実施方針 7月中旬に公告へ(千葉大)
[2017/4/25 千葉版]
国立大学法人千葉大学は、PFI法に基づく事業(PFI事業)として実施することを予定している「(亥鼻)医学系総合研究棟整備等事業」について24日、実施方針を公表した。亥鼻キャンパスに建設する約4万平方mの施設が対象で、7月中旬には入札公告する予定。参加表明書の提出を9月中旬まで受け付け、優秀提案者を30年1月上旬に選定する方針だ。
同事業に供される公共施設等(本施設)は、医学部の教育研究に必要となる施設であり「部局専用スペース」「プロジェクト研究スペース」により構成される教育研究施設のほか、学生及び教職員等の諸活動を福利厚生面で支援するための施設であり「購買・軽食等」により構成される福利厚生施設など。
PFI法に基づき、特定事業を実施する民間選定事業者が新たに本施設及び民間付帯施設(任意)の施設整備業務、維持管理業務、運営業務及びこれらを実施する上で必要となる関連業務を遂行することを事業の範囲とする。
施設規模等は、本施設(構造は選定事業者の提案によるものとする)の階数が地上11階建てで、延べ面積4万130平方m。ただし、選定事業者の提案は4万130平方m以上からプラス2%までの範囲内とし、うち、福利厚生施設は200平方m~250平方mまでの範囲内。民間付帯施設の構造及び階数は選定事業者の提案によるものとし、延べ面積も選定事業者の提案によるものとする。ただし、事業者の提案は100平方m以上とする。
事業方式は、PFI法に基づき実施するものとし、選定事業者は、本施設を整備した後、大学に本施設を引渡し、本施設の供用期間中に係る維持管理業務及び運営業務を実施するBTO方式。
民間付帯施設(任意)事業は、入札参加者の提案(任意)によるものとし、選定事業者は、民間付帯施設(任意)を整備した後も当該民間付帯施設(任意)を自らが所有し、民間付帯施設(任意)の供用期間中に係る維持管理業務及び運営業務を実施し、民間付帯施設(任意)事業の事業期間終了時に当該民間付帯施設(任意)を解体撤去するBOO方式とする。ただし、大学が認めれば、解体撤去をすることなく、大学に無償譲
渡できるものとする。
事業期間は、事業契約締結の日から平成45年3月31日までの約15年間。施設整備業務の期間は事業契約締結の日から33年3月31日までの約3年間、維持管理業務及び運営業務の期間は33年4月1日から45年3月31日までの12年間。また、民間付帯施設(任意)事業の事業期間は、事業契約締結の日から入札参加者が提案する年の3月31日(ただし、平成45年から53年まで)までとする。