花の公園にこども園建設 3421平方m造成へ 都計審で変更承認(登米市)

[2017/3/16 宮城版]
 登米市の第18回都市計画審議会が15日、中田庁舎で開かれた。都市計画公園の変更議案と都市計画下水道の変更議案が審議され、2議案とも承認された。都市計画公園の変更では、花の公園(豊里町小口前)の区域を3万0619.4平方mに縮小し、廃止する区域のうち3421.8平方mに仮称・豊里こども園を建設する。市は29年度に建設地の造成工事に着手するとともに、同こども園の整備運営事業者の再選定を進める。

 都市計画公園の変更では、花の公園の区域3万1800平方mのうち、豊里こども園の建設地を含む4860平方mを廃止する。同公園の西側にある豊里保育園はこども園完成後に閉鎖することにしており、保育園の敷地を含む3679.4平方mを公園区域に追加する。これにより、公園区域は差し引き3万0619.4平方mに縮小する。

 豊里こども園は市立幼稚園・保育所再編と待機児童の解消に向け、市が民設民営での新設を検討している。豊里保育園と豊里幼稚園を統合し、定員210人規模の幼保連携型施設にする。

 こども園の園舎など施設整備は選定された事業者が行うが、敷地については市が造成し、事業者に貸与する。市は31年4月の開園を目指しており、29年度に公園東側の敷地3421.8平方mの造成工事を行う。

 公園東側は現在、緑地の中に遊具や東屋が設置され、植栽がある。造成工事ではこれらを撤去し、整地する。第1四半期の工事発注が見込まれる。今後、事業者が選定されれば、園舎建設などは29年度末に着手される見込みだ。

 市はこのほか、29年度に仮称・東佐沼こども園の整備に着手する。市消防本部に近い迫町佐沼字新駒木袋地区に整備することとし、民有地5000平方m程度を取得する方針。取得後、同年度中に造成工事を行う予定だ。

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