約43億円で西松JV候補 長面漁港の復旧工その2 開札速報8件(石巻市)

[2017/2/7 宮城版]
 石巻市が6日に開札した一般競争入札のうち、8件の落札候補者と落札候補額が明らかになった。8件のうち、長面漁港の海岸保全施設災害復旧工事は、その2を43億3843万4460円で西松建設東北支店(仙台市青葉区)・東北建設(石巻市)・寄神建設東北支店(仙台市青葉区)特定JV、その3を37億9859万4540円で本間組東北支店(仙台市青葉区)・若生工業(石巻市)・武山興業(同)特定JV、その4を17億2990万9729円で五洋建設東北支店(仙台市青葉区)・丸本組(石巻市)・マルテック(同)特定JVが落札候補者となった。

 このほかの開札状況を見ると、防災センター(仮称)の建設工事は8億2690万円で鴻池組東北支店(仙台市青葉区)・丸本組特定JV、水浜分浜漁港の災害復旧工事は4億5073万4000円で宇佐美工業東北営業所(東松島市)、七窪蛇田線の橋りょう下部工新設工事は1億3833万円で日本製紙石巻テクノ(石巻市)、中央三・門脇町五丁目線ほか4路線の道路災害復旧工事は4660万円で須藤建設(石巻市)、蛇田小学校校舎老朽化対策その他工事は2億3327万円でジュウハン(石巻市)が落札候補者となっている。

 主な工事概要を見ると、長面漁港の復旧工事は、その2が延長289mの護岸工や延長290mの消波工など、その3が延長600mの護岸工など、その4が延長499mの護岸工や樋門工1基などを実施する。工期は3件とも32年3月27日まで。

 防災センターの建設工事は、穀町32-5の敷地にRC(一部S)造3階建て延べ1737平方mの建物を新築する。連絡通路工や電気設備工、機械設備工なども一括する。工期は30年3月15日まで。

 水浜分浜漁港の工事は、施工場所が雄勝町水浜字水浜他。復旧延長は漁港部分の180mと漁港海岸部分の755m。漁港部分では物揚場や船揚場、突堤などを復旧する。海岸部分では護岸や陸閘設備4基などを直す。

 七窪蛇田線の橋りょう工事は、清水町1丁目でP2橋脚の躯体工と場所打ちくい工、P3橋脚の場所打ちくい工を施工する。橋りょうは、橋長300mでJR仙石線などをまたぐ。下部工の一部はJRに発注してもらう。上部は約260mが4径間連続鋼箱桁橋、約40mが2径間連続プレビーム合成桁橋となる。

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