29年度予算案 一般会計376億円、4.1%減(千葉県我孫子市)

[2017/1/31 千葉版]
 千葉県我孫子市(星野順一郎市長)は30日、選定作業が終了した29年度の新規事業(新たに立ち上げる事業や引き続き推進する重要な事業など)を公表し、当初予算案の概要を明らかにした。それによると一般会計予算額は376億6000万円で、前年度比4.1%の減。新規事業としては、若松第1~第5排水区の整備に事業費1億9530万円を計上し、手賀沼に直接排水する専用管(バイパス管)を布設などを推進する計画だ。

 一般会計予算案を款別にみると、議会費が3億1138万7000円(前年度比1.0%減)、総務費が35億6420万9000円(同1.8%増)、民生費が171億9166万1000円(同0.9%増)、衛生費が37億1745万5000円(同5.5%減)、農林水産業費が3億5748万8000円(同45.8%減)、商工費が3億7783万円(同0.1%減)、土木費が35億4915万5000円(同26.2%減)、消防費が16億3982万7000円(同0.1%減)、教育費が36億8001万6000円(同3.5%減)など。

 一般会計に、4つの特別会計の合計302億1400万円(前年度比0.4%減)、水道事業会計36億441万9000円(同6.0%増)を加えた29年度の予算総額は714億7841万9000円(同2.1%減)となった。

特別会計含め新規事業は179

 新規事業の選定については、事業の必要性や市民団体等との協働の工夫、財源確保の工夫などの視点により行っており、第4回の査定状況(最終結果)を同日公表した。

 事業採択の優先度をA(事業採択の考え方に基づき、29年度に実施する事業)、AB(事業採択の考え方に基づき、緊急度等を精査の結果、他のAランクの事業に比べると29年度実施の必要性が低いと考えられる事業。事業実施は30年度以降)、B(事業採択の考え方に基づき、事業の必要性はあるが、29年度に実施する必要性が低いと考えられる事業。事業実施は30年度以降)、C(事業の必要性が低い、もしくはないと考えられる事業)の4段階に分類。

 Aランク(事業採択の考え方に基づき、29年度に実施する事業)は、一般会計の156事業のほか、特別会計で23の計179事業となった。

 下ヶ戸西側地区の整備(公共下水道事業特別会計)(事業費5778万円)が3回目の査定でABからAに見直された例もあるが、旧湖北行政サービスセンター解体工事(2回目)、市民・近隣センター等施設の維持管理(同)、親水広場の施設改修(同)、特殊用途車両の更新(3回目)、布施地区の排水施設整備(2回目)、下水道台帳管理システムの整備(公共下水道事業特別会計)同)、新木野4丁目地区不明水対策事業(公共下水道事業特別会計)(同)、緊急浸水対策事業(同)、消防装備の維持管理事務(3回目)、市民体育館の改修(3回目)などが30年度以降に見送られている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.