塚田第2小 延べ1万平方mで基本設計 30年度の着工目指す(千葉県船橋市)

[2017/1/26 千葉版]
 千葉県船橋市は、(仮称)船橋市立塚田第二小学校・放課後ルーム新築工事設計業務について25日、一般競争入札(事後審査方式)の実施を公告した。延べ床面積に約1万400平方mを想定しているもので、入札期間は2月8日~10日午後3時。2月15日に開札して業務を開始し、基本設計から検討を開始する。29年度までの2カ年で実施設計まで完了させ、30~32年度で校舎などを新築する予定だ。

 同業務(税抜き予定価格1億4469万円)は、新築する[1]小学校約1万平方m[2]放課後ルーム約400平方mの基本・実施設計業務。業務委託料には12月補正予算で、限度額1億266万8000円(税別)の債務負担行為(期間:28~29年度)が設定された。塚田第2小学校(仮称)は教育委員会施設課、塚田第2放課後ルーム(仮称)は地域子育て支援課が所管。

 主な参加資格をみると、市に建築関係建設コンサルタントの登録があり、県内または東京都内に本店または支店等があることなど。過去15年以内に完了した、国または地方公共団体が発注した小学校または中学校の校舎における設計業務委託において、延べ床面積5000平方m以上の新築設計業務(改修・補修・増築・改築の設計業務委託は除く)の元請実績も求める。

 同校が建設されるのは、行田1丁目441番1の一部ほか地先のAGCテクノグラス中山事業所跡地。大規模なマンション建設等が進む塚田地区の将来児童数増加に対応するため、小学校を新設する。全体の敷地面積は約2万平方mで、うち約1万8600平方mが小学校用地、約1400平方mが保育施設用地。

 公告にあわせて公表された特記仕様書によると、建設条件で建設工期(予定)として30年10月~33年2月が示されている。また、設計与条件調書では要求仕様も示されており、小学校諸室は学習関係諸室が普通教室(約60平方m)×35室、多目的スペース(学級数に応ずる校舎必要面積の18%)、通級指導教室(発達障害)1室のほか、特別教室として理科室、理科準備室、図工室、図工準備室、コンピュータ室、図書室(蔵書数約1万4000冊)、音楽室、音楽準備室、家庭科室、家庭科準備室、学習資料室を配置する(2室の理科室、音楽室、5室の学習資料室を除き1室)。児童共用関係諸室は昇降口、児童用トイレ、児童用更衣室、手洗・水飲場など。

 校長室、職員室(想定面積約180平方m)、事務室、保健室などの管理関係諸室のほか、給食調理関係諸室は調理室・事務室等(全体約405平方m)、各階に設置する配膳室など。プールは5m×5コースとする。屋内運動場関係諸室はアリーナ約600平方mなど。放課後ルーム諸室は、放課後ルーム(約95平方m)×3室。

 屋外運動施設は、小学校設置基準により運動場面積を7200平方m以上を確保。内周200mトラック、100m直線走路、走り幅跳び用砂場、鉄棒等体育器具を設置するほか、舗装材の検討や散水設備の設置など防塵対策を施す。

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